株は景気の体温計であり経済の先行きを映す鏡である=犬丸正寛の相場格言

2014年3月29日 12:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

人の健康状態をチェックする身近なものには、『体温計』がある。同じように生身の経済の今の健康状態である景気をチェックするには株価が体温計の役割を果たしている。

人の健康状態をチェックする身近なものには、『体温計』がある。同じように生身の経済の今の健康状態である景気をチェックするには株価が体温計の役割を果たしている。[写真拡大]

■株は景気の体温計であり経済の先行きを映す鏡である

  人の健康状態をチェックする身近なものには、『体温計』がある。同じように生身の経済の今の健康状態である景気をチェックするには株価が体温計の役割を果たしている。そして、熱は下がったが、顔色がいつまでも良くないといわれる時は、『鏡』を見て自己判断する。

  2014年に入っての日経平均は、昨年末の高値1万6320円に対し11%程度下げた1万4500円前後にある。1割程度の下げでは、足元の健康状態は悪くはないものの、しかし、3ヶ月も高値圏でモタついている姿は、先行きに対する不安を映し出しているものと見ることができるだろう。人間で言えば熱はないのだが、どこか顔色がすぐれない状態である。アベノミクスの腰折れ感、消費増税の影響などの姿を映しているためだろう。個人の努力はもちろん大切だが、主治医である安倍ドクターがどのような処方箋を書いてくれるか、患者はびくびくしながら身構えている。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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