【編集長の視点】シグマクシスは急反落も株式分割の権利取りで急騰特性再現思惑が底流し逆張り妙味も

2014年3月20日 09:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  シグマクシス <6088> (東マ)は、210円安の4115円と急反落して始まっている。前日19日の米国ニューヨークダウが、114ドル安と急反落したことをが響いて目先の利益を確定する売り物が先行している。ただ同社株は、今年3月26日に予定している株式分割の権利付き最終売買日を控えて権利取りの逆張りの買い物も下値に交錯しており、これまで再三にわたりストップ高を演じた同社株の急騰特性の再現を期待し値幅妙味思惑が底流している。

■今3月期業績もIPO時の予想通りに続伸を予想

  株式分割は、同社株の投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的に、3月31日を基準日に1株を4株に分割する。株価は、この株式分割発表で5540円と11%高し、倍返しの調整安値4310円から3月13日にはストップ高して5300円高値まで買い直されるなど急騰を繰り返した。

  今3月期業績は、昨年12月の新規株式公開(IPO)時の予想値に変更はなく、続伸を予想している。具体的には売り上げ111億円(前期比8%増)、経常利益12億5000万円(同77%増)、純利益10億4600万円(同9%減)と見込んでいる。同社株は、三菱商事 <8058> グループのコンサルティング事業の強化を目的に企業再生ファンドのRHJインターナショナルと共同出資で設立され、企業経営者の抱える経営課題を解決するための事業戦略の立案・策定、ビジネスモデルの設計・構築・導入まで一気通貫で支援し、しかもこれを1つのチームで成果を生み出すまでエンド・トゥ・エンドで実現するサービスを提供しており、顧客企業とは、単なる発注者と受注者との関係でなく、パートナー関係にまで深化させていることが、好業績につながっている。純利益は、税効果が減少して減益となる。

  今年2月25日に開示した今期第3四半期(3Q)業績は、売り上げ68億9200万円、経常利益6億5600万円、純利益5億7200万円で着地し、四半期決算は初作成のため前年同期比較はなく、3月通期業績対比の利益進捗率も低水準にとどまったが、通期業績は、IPO時予想に変更はない。

■株式分割発表でストップ高、25日線水準を固めて再発進へ

  株価は、公開価格3010円でIPOされ初値を3020円でつけたが、この限定的は初値形成から連続ストップ高を演じ上場来高値1万430円まで買い進まれ、IPO投資の定石の「小さく産んで大きく育てる」典型的な株価推移を示した。その後、IPO人気の一巡で4220円安値まで調整、3Q業績発表でストップ安したが、株式分割発表ではストップ高を交えそれまで上値抵抗線となっていた25日移動平均線をクリアしもみ合っている。株式分割権利取り妙味とともに、値幅妙味も内包しており、下値は逆張りも一考余地がある。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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