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最高出力310ps/最大トルク42.9kg.mの強心臓がAUDIのSUV「Qシリーズ」の末弟に搭載
アウディ・スポーツのRSがクロスオーバーSUVの末弟「Q3」に加わった。[写真拡大]
アウディ・ブランドにおける「RSモデル」は、アウディ社スポーツモデルの開発生産部門である100%出資子会社Quattro GmbH(クワトロ・ゲーエムベーハー)が手がける究極の高性能プレミアム・スポーツモデルのシリーズ名だ。ル・マン24時間レースをはじめ長年にわたるモータースポーツへの参戦で培った、走りのスピリットを受け継いでいる。
そのRSがアウディのクロスオーバーSUVのもっともコンパクトなアウディQ3に加わった。「AUDI RS Q3」である。
搭載するパワーユニットは2.5リッター直列5気筒TFSI直噴ターボエンジンで、最高出力310psと最大トルク42.9kg.m(420Nm)のアウトプットを持ったエンジンだ。組み合わせるトランスミッションは7速Sトロニックのオートマティック。当然ながら駆動方式はアウディ自慢のクワトロシステム(フルタイム4WD)で、エンジンの高出力&大トルクを確実に路面に伝える。と同時に燃費性能も高く、JC08モード燃費は11.5km/リッターとしている。
ホイールは5ツインスポークの20インチアルミホイールとし、255/35R20サイズのタイヤを標準で組み合わせる。オプションでマットブラックスポークのより精悍なホイールを選択することも可能だ。
エクステリアを見ると、マットアルミニウムのフレームとハニカムメッシュを組み合わせたシングルフレームグリル、大型のエアインテーク、専用デザインのリヤスポイラー&リヤバンパー、マットアルミニウムのルーフレールやミラーカバーがスポーツ性を演出。リヤディフューザーインサートとオーバル形状の大口径のスポーツエグゾーストが、ダイナミックで力強さを強調する。それでいながら、アウディ・モデルが身上ともいえる上品さは失われていない。
インテリアに目を移すと、RSのエンボス加工が施された専用のレザー製スポーツシートが目に入る。ステアリングはフラットボトムの本革巻き。ガラスサンルーフも標準装備で、専用インストルメントパネルにはNAVIやBOSE製オーディを装備する。
日本仕様のRS Q3は右ハンドルのみの設定で、価格は698.0万円。これは消費増税前の価格で、4月1日以降は価格が変更となる。
コンパクトな体躯のQシリーズの末弟に加わった初のスポーツモデル「RS」なら、都内の狭い道路でも取り回しに苦労することも無いはず。RSのパワフルな心臓とクワトロシステムは、Q3を全天候型快速ランナーに変える。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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