最高出力310ps/最大トルク42.9kg.mの強心臓がAUDIのSUV「Qシリーズ」の末弟に搭載

2014年3月19日 22:24

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

アウディ・スポーツのRSがクロスオーバーSUVの末弟「Q3」に加わった。

アウディ・スポーツのRSがクロスオーバーSUVの末弟「Q3」に加わった。[写真拡大]

 アウディ・ブランドにおける「RSモデル」は、アウディ社スポーツモデルの開発生産部門である100%出資子会社Quattro GmbH(クワトロ・ゲーエムベーハー)が手がける究極の高性能プレミアム・スポーツモデルのシリーズ名だ。ル・マン24時間レースをはじめ長年にわたるモータースポーツへの参戦で培った、走りのスピリットを受け継いでいる。

 そのRSがアウディのクロスオーバーSUVのもっともコンパクトなアウディQ3に加わった。「AUDI RS Q3」である。

 搭載するパワーユニットは2.5リッター直列5気筒TFSI直噴ターボエンジンで、最高出力310psと最大トルク42.9kg.m(420Nm)のアウトプットを持ったエンジンだ。組み合わせるトランスミッションは7速Sトロニックのオートマティック。当然ながら駆動方式はアウディ自慢のクワトロシステム(フルタイム4WD)で、エンジンの高出力&大トルクを確実に路面に伝える。と同時に燃費性能も高く、JC08モード燃費は11.5km/リッターとしている。

 ホイールは5ツインスポークの20インチアルミホイールとし、255/35R20サイズのタイヤを標準で組み合わせる。オプションでマットブラックスポークのより精悍なホイールを選択することも可能だ。

 エクステリアを見ると、マットアルミニウムのフレームとハニカムメッシュを組み合わせたシングルフレームグリル、大型のエアインテーク、専用デザインのリヤスポイラー&リヤバンパー、マットアルミニウムのルーフレールやミラーカバーがスポーツ性を演出。リヤディフューザーインサートとオーバル形状の大口径のスポーツエグゾーストが、ダイナミックで力強さを強調する。それでいながら、アウディ・モデルが身上ともいえる上品さは失われていない。

 インテリアに目を移すと、RSのエンボス加工が施された専用のレザー製スポーツシートが目に入る。ステアリングはフラットボトムの本革巻き。ガラスサンルーフも標準装備で、専用インストルメントパネルにはNAVIやBOSE製オーディを装備する。

 日本仕様のRS Q3は右ハンドルのみの設定で、価格は698.0万円。これは消費増税前の価格で、4月1日以降は価格が変更となる。

 コンパクトな体躯のQシリーズの末弟に加わった初のスポーツモデル「RS」なら、都内の狭い道路でも取り回しに苦労することも無いはず。RSのパワフルな心臓とクワトロシステムは、Q3を全天候型快速ランナーに変える。(編集担当:吉田恒)

■関連記事
あのちびっ子「アウディA1」に最高出力230hp超のエンジンを搭載した過激なクワトロモデルが登場
国産車には無い小型プレミアムセダン、アウディA3セダン上陸
新年早々に日本デビューを果たすAUDI A3 Sedan
2013年 Audi/やや精細を欠いた今期のアウディ。新型A3も起爆剤にならず
2013年Mercedes/ダイムラーの2013年、A・Sクラスのフルチェンジ。Eの大規模改修で覇権を握った?

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事