【編集長の視点】ファルテックは期末接近の高配当取りに類似IPO株との比較感も加わり反発

2014年3月14日 10:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ファルテック <7215> (東2)は、60円高の3945円と変わらずを挟み3日ぶりに反発して始まっている。今3月期期末の権利付最終売買日3月26日を前に同社の期末一括の130円配当の権利を取る高配当利回り買いが再燃しており、前日13日に新規株式公開(IPO)された自動車関連の類似業態のダイキョーニシカワ(DNC) <4246> が、公開価格を上回って初値を形成、きょう14日は反落しているもののなお公開価格を上回って推移していることに比較感を強めて、PER6倍台の超割安株買いも交錯している。

■業績はやや伸び悩みも株価は公開価格を挟んで堅調に推移

  同社は、旧橋本フォーミング工業など日産自動車 <7201> 系の自動車部品・用品メーカー2社が合併し、昨年3月19日に公開価格3940円で再上場され、4150円で初値をつけ上場来高値5600円まで買い進まれたあとも、公開価格を挟んで往来相場を繰り返すなど堅調な動きを続けてきた。この最大の要因は、業績評価よりも、むしろ前期・今3月期年間配当を130円と安定継続、配当利回りが、3.3%と東証第2部の平均利回り1.78%のおよそ倍となることにある。しかも、この年間配当は、期末に一括して実施される予定であり、期末接近とともに配当権利取りの買い物が増勢となっている。

  業績はやや伸び悩みペースで推移している。今3月期業績は、売り上げ725億円(前期比1%増)、経常利益33億円(同4%増)、純利益20億円(同9%減)と予想されている。国内売り上げは、エコカー補助金の政策効果一巡で自動車販売が減少した影響で落ち込んでいるが、中国子会社の量産本格化や北米市場の新車販売増に伴い自動車部品の納入増で吸収して増収転換し、新車立ち上げ費用やタイ子会社の本格量産準備費用などもカバーして経常利益も増益転換する。純利益は、前期に計上した投資損失引当金戻入益2億円などが一巡して小幅減益を見込んでいる。

  今年2月12日に発表した今期第3四半期(3Q)決算は、利益が続落して着地し、期初予想の通期業績に対して低利益進捗率にとどまったが、3月通期業績に変更はなく、期末配当も130円を継続する。

■PERは6倍台、PBRも0.9倍と下げ過ぎで値幅効果も

  株価は、今期3Q業績の伸び悩み着地で3760円と下ぶれたが、PER6倍台、PBR0.9倍は下げ過ぎと即、公開価格をクリアして一段の戻りを窺った。DNCのPER9倍台、PBR1.41倍に比べても割安であり、しかも配当利回りは、3.2%の配当権利取り妙味を示唆している。まず今年1月につけた年初来高値4460円を目指す値幅効果も期待できそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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