【中国の視点】ウクライナ問題で中国は沈黙を継続へ、ロシア支援する義理はない

2014年3月7日 08:44

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記事提供元:フィスコ


*08:44JST 【中国の視点】ウクライナ問題で中国は沈黙を継続へ、ロシア支援する義理はない
ウクライナをめぐるロシアと欧米間の対立が激化している中、ロシアの友好国である中国は沈黙を守り続けている。中国の外務省は2日、ウクライナ問題の平和的な解決を呼びかけ、ウクライナの独立と主権、領土保全を尊重していると発表した。

エネルギーから軍事までロシアと協力関係を結んでいる中国はロシアを支援しない理由について、中ロ関係を複雑化したくないという中国政府の思惑があるとみられた。また、ウクライナは中国にとって重要な貿易相手国であり、外交のバランスを取る必要があると分析された。

さらに、東シナ海や南シナ海の領土争議では、ロシアが中国をサポートしなかった上、中国の争議相手であるベトナムや日本との関係を強化しているという観点から、中国がウクライナ問題でロシアを支援する義理は存在しないと指摘された。

今後の中国の出方について、2008年に起きた南オセチア紛争(グルジア紛争)のように、ウクライナの一部独立を支援しないと予測されている。中国にも新疆ウイグル族自治区などの独立問題を抱えているため、独立思想を支援できる立場ではないと分析された。

なお、ロシアが軍事介入した南オセチア紛争では、当時ロシアの大統領だったメドベージェフ首相が南オセチアとアブハジアの独立擁護を中国にサポートを求めたが、中国はそれを拒否した。ロシアは南オセチアとアブハジアの独立を承認したが、日本や欧米などは認めていない。《ZN》

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