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注目銘柄ダイジェスト(前場):ルネサス、アルバック、コロプラなど
*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ルネサス、アルバック、コロプラなど
ルネサス<6723>:595円(前日比-19円)
さえない。2015年度末までに国内で5400人、従業員の25%に相当する人員削減に踏み切る方針を固めたと報じられている。現在の苦境を再認識させる形にもつながる一方、リストラ期待などは高まっていない。ゴールドマン・サックス(GS)では、実現性や時期、内容などの見極めが必要と捉えているもよう。また、UBSでは、増益局面は目先ピークアウトの公算、構造改革を織り込んだ水準まで株価が上昇と判断していることから、当面の買い材料には欠けるとの評価。
アルバック<6728>:1709円(同+202円)
急伸。JPモルガン(JPM)では投資判断「オーバーウェイト」、目標株価2700円でカバレッジを開始している。成膜プロセスステップ数の増加に伴ってスパッターやエッチャーが恩恵を受ける可能性が高いとみられること、ディスプレイ向けで高シェアを誇るスパッターの堅調推移が予想されること、株価水準が割安であることなどを評価の背景としている。今期営業利益は会社計画の90億円に対して115億円を予想している。
大日本スクリーン製造<7735>:541円(同-20円)
下げが目立つ。JPモルガン(JPM)では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価は600円を据え置いている。TSMCやインテルの設備投資ガイダンスはほぼ想定の範囲内であり、同社の四半期受注は1-3月期か4-6月期にいったんピークを打つと予想しているようだ。つれて、再来期の業績は横ばいを見込んでいる。
HOYA<7741>:2967円(同-3円)
反落。今期の税引き前利益は前期比2割強の減少となる700億円前後の見通しと観測報道が伝わっている。一方、タイ洪水関連の保険金収入が一巡することが表面的な減益決算の要因であり、実質的には2割強の増益になるとされている。眼鏡レンズなどが堅調に推移しているもよう。ただ、アナリストコンセンサスは730億円レベルであり、期待値には達していないようだ。
ピジョン<7956>:4695円(同-295円)
大幅に3日続落。大和では、想定を下回る実績、並びに、新年度ガイダンスが発表される可能性が高くなっていると指摘しているもよう。販促費用の積極的な投下、中国紙おむつ事業の立ち上がり苦戦などが当初想定を下回る要因としている。短期的には利益確定のタイミングと考えているようだ。なお、実績は会社計画を上振れ、来年度も増益決算を見込んではいるもよう。
オークマ<6103>:1120円(同+55円)
大幅反発。みずほ証券では投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に2段階格上げ、目標株価も710円から1350円にまで引き上げており、見直しの動きが強まっている。懸念事項であった販売価格下落の影響が一巡するとみられること、工作機械受注が本格的な回復期入りするとみられることなどを格上げの背景に。来期においては市場予想を上回る高い増益率が達成可能とも判断。なお、前日はJPモルガン(JPM)が売り推奨に格下げ、売り材料とされていた。
メック<4971>:746円(同+100円)
ストップ高。接着剤を使わない金属と樹脂の接合技術の実用化準備を進めると、一部で報じられている。金属を加工後、射出成形のみで樹脂を高強度、高密着性で接着することが出来るとされている。部材の軽量化や新規製品の創製に貢献する新技術として期待感も高まっているものと想定される。また、決算発表の接近なども期待材料視。
テラプロ<6627>:1131円(同+78円)
買い先行。エルピーダメモリが、広島工場で最先端の半導体メモリーの生産に乗り出すと報じられたことが材料視されている。約800億円を投資してスマホ向けメモリーを2割増産する見込みで、3年ぶりの投資再開となるもよう。エルピーダは同社の筆頭株主で主要取引先でもあることから、エルピーダの生産拡大に伴う恩恵に期待感が先行へ。
エプコ<2311>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。パナソニック<6752>と共同で、新会社「パナソニック・エプコエナジーサービス」を1月末に設立すると伝わったことが材料視されている。電力小売りを手掛ける新会社となり、家庭の太陽光発電で発生した電力の余剰分を買い取って、パナソニックグループや新電力会社に今夏から販売するもようで、新事業への期待感が高まっている。
GTS<4584>:3175円(同+503円)
ストップ高。三和化学研究所と、ダルベポエチンアルファのバイオ後続品の共同開発契約を締結したと発表したことが材料視されている。ダルベポエチンアファは、持続型赤血球造刺激因子製剤であり、保存期慢性腎臓病から透析期までの腎性貧血患者に対して、腎性貧血の症状を改善する目的で国内において広く使用されている。なお、三和化学研究所はスズケン<9987>の子会社となる。
コロプラ<3668>:3970円(同+485円)
大幅反発。同社やサイバーエージ<4751>など、主力のネット関連株の強い動きが目立っている。今後本格化する決算発表に向けて、同社やサイバーエージなどはインターネットセクター内でも相対的に好決算が期待されており、先回りの動きが強まる状況のようだ。《KO》
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