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国産車には無い小型プレミアムセダン、アウディA3セダン上陸
日本上陸を果たしたアウディA3。ボディサイズはコンパクトで、東京都心の百貨店などの機械式駐車システムでも問題なく入庫できる寸法。まさに日本の交通インフラにフィットしたセダンだといえる。[写真拡大]
予定されていたとは言え、「待ちに待った」感がたっぷりといった印象だ。ようやく、アウディA3セダンが日本に上陸した。同社のアウディA3スポーツバックのリアオーバーハングを延長して独立したトランクを持ったノッチバックセダンの登場だ。
アウディA4セダンがモデルチェンジの度に大型化し、1990年代のアウディ80クラスの高性能プレミアムセダンを求める声に応えた。とは言え、アウディ80並みのサイズとはいかず、2世代前のアウディA4(B6系)とほぼ同等よりもやや短いサイズとなった。そのボディサイズは全長×全幅×全高4465×1795×1405mm、ホイールベース2635mm。
このサイズは、東京都心の百貨店などの機械式駐車システムでも問題なく入庫できる寸法で、まさに日本の交通インフラにフィットしたセダンだといえる。
スポーツバックと同様に最新の軽量化技術をふんだんに盛り込み、キャビンに熱間成形スチール素材を、ボンネットにはアルミニウムを採用し、従来までの技術の限界を突破した軽量化を実現。車重を1330kgまでに抑えた。
エクステリアはルーフラインとショルダーラインがCピラー後方で繋がり、セダンでありながらクーペを思わせるサイドビュー。伝統的でコンサバティブなセダンながらダイナミックな躍動感も感じられるデザインだ。
インテリアはA3スポーツバックと共通。水平基調のダッシュボードにラップラウンドインテリアを採用、センターコンソールはドライバーに向けてオフセットしている。また、走行中のインターネット接続を可能にする最新のインフォテイメントシステム「アウディ・コネクト」を搭載するのもスポーツバックと同じ。
パワーユニットの構成、駆動方式&トランスミッションの組み合わせもスポーツバックに準ずる。
1.4リッターTFSIユニットのチューンは2種、価格325.0万円のベーシックな122ps(90kW)と364.0万円の気筒休止システム「シリンダーオンデマンド」(COD)が搭載された140ps(103kW)で前輪駆動(FF)モデルとなる。1.8リッターは180ps(132kW)でクワトロシステム(4WD)となり、価格410.0万円。トランスミッションはFF車が7速オートマティックのSトロニック、クワトロが6速Sトロニックとなる。
また、A3セダンにはトップモデルのS3が存在する。価格は561.0万円で、2リッターターボエンジンは280ps(206kW)の最高出力を6速Sトロニックとクワトロシステムが18インチタイヤを介して路面に伝える。
A3セダンは軽量コンパクトなボディにアウディの最新技術を詰め込んだ、日本の交通インフラにマッチしたスポーツセダンだ。妙な表現だが、トヨタ86&スバルBRZに寸法が似ている。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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