【話題】日経平均なぜ5月の場中高値を抜けない

2013年12月19日 13:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■来週26日に一気に高値更新も、トヨタもモミ合い上放れへ

  「なぜ、高値を抜けない日経平均」―――。19日(木)のマーケットでは疑問と苛立ちの声が聞かれた。NYダウの急伸を受けて日経平均も大きく買われたものの、5月22日の場中高値1万5942円に対し1万5879円で上げ止り高値更新がな成らないでいる。

  「チャート派は5月の高値に対し二番天井の可能性があり強気になり難い。しかし、NYダウが高値を更新したのだから日経平均も場中高値に進むことはまず間違いないだろう。多分、来年受け渡し相場となる来週26日(木)に高値更新が期待できる」(中堅証券)との見方である。

  ドル・円相場も久々に104円台に円安となっている。しかも、アメリカは金融緩和策を縮小するほど足元の景気が好い。当然、日本からの輸出は自動車を中心に伸長が予想される。

  来年は自動車株など輸出関連株が、消費税の影響を受ける内需株に変わって主役となることが予想されている。とくに、モタついているトヨタ自動車(7203)も来年は6000~6500円の大きいモミ合いを上放れリーマンショック前の2007年2月につけた8350円に挑戦の相場とみられる。

  当然、日経平均も2007年2月の1万8300円が目標となるだろう。年末換金売りでイライラする相場もあと少しの辛抱といえそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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