【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エイジアは急騰の過熱感解消、好業績評価して11月高値試す

2013年12月11日 09:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  メール配信ソフトのエイジア <2352> (東マ)の株価は、急騰の過熱感が解消して再動意の構えを見せている。今期(14年3月期)好業績を評価して、11月18日に付けた年初来高値を試す流れだろう。

  自社開発CRMアプリケーションソフト「WEBCAS」シリーズなどのアプリケーション事業を主力として、マーケティングコンサルティングなどのサービスソリューション事業にも事業領域を広げている。「WEBCAS」シリーズは大手企業を中心に1600社以上の採用実績があり、ミック経済研究所の「クラウドサービス市場の現状と展望2013年度版」では、メール配信システム「WEBCAS e-mail」クラウド版が、12年度メール配信クラウド市場で3年連続の売上伸長率1位となった。

  クラウドサービス関連、Eコマース売上アップソリューション関連を強化する方針で、M&A・アライアンス戦略も推進している。12年4月にECサイト構築・運営事業拡大に向けてシステムインテグレータ<3826>、12年12月にメールマーケティングコンサルティング事業拡大に向けてメールマガジン制作・運用支援のグリーゼと資本・業務提携した。さらに13年10月には、メールマガジンの戦略立案・企画・制作・分析サービス事業を展開するFUCAを子会社化した。

  なお12月9日には、名古屋を本拠とするWeb制作会社タービン・インタラクティブと、自社開発メール配信システム「WEBCAS e-mail」を活用したメールマーケティングサービスの共同提供を開始すると発表した。

  今期はFUCAを子会社化したことに伴って第3四半期(10月~12月)から連結決算に移行する。業績見通しは非連結ベースの期初計画を据え置いて売上高が前期比15.5%増の9億円、営業利益が同25.6%増の1億70百万円、経常利益が同21.1%増の1億70百万円、純利益が同2.0倍の1億円としている。

  主力のアプリケーション事業では、利益率が高くストック型収益となるクラウドサービスが好調に推移する。通期見通しに対する非連結ベースの第2四半期累計(4月~9月)進捗率は売上高が52.2%、営業利益が62.4%、経常利益が62.4%、純利益が62.0%と高水準であり、通期増額の可能性があるだろう。

  株価の動きを見ると、急騰して付けた11月18日の年初来高値1590円から一旦反落し、11月25日の1190円まで調整したが、切り返して足元では1400円台まで戻している。目先的な過熱感が解消して上値を試す動きのようだ。好業績を評価して水準を切り上げる流れに変化はないだろう。

  12月10日の終値1419円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想のEPS53円73銭で算出)は26~27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間9円で算出)は0.6%近辺、実績PBR(非連結ベースの前期実績BPS376円71銭で算出)は3.8倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。11月18日の高値を試すだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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