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ラテンの血が注がれた“コンパクトスポーツクーペ”プジョー「RCZ R」
「RCZ R」の心臓は1.6リッターターボ。出力は270ps。プジョーが送り出す市販車としては史上最高のパワーを誇る。[写真拡大]
プジョー・シトロエン・グループは大きな壁の表裏にブースを構えて東京モーターショーに参加した。
プジョーは、モビリティの将来がいかに変化し多様化しても、常に「モーション」をし続け、最先端の技術とモノ作りへの拘りを形にするとしている。そして、魅力的な「エモーション(感動)」を与えるドライビングを絶えず見据える。
ブランドスローガン「MOTION & EMOTION」を掲げるプジョーは、2013年9月に開催された独フランクフルトモーターショーで発表された究極のハイパフォーマンスクーペ「RCZ R」を第43回東京モーターショーで日本初公開。そのブースから「RCZ R」にフォーカスする。
プジョーのモータースポーツ部門であるPEUGEOT SPORTが徹底的にチューンしたRCZ Rは、プジョーのブランド史上最もパワフルなスポーツモデルといえる。
RCZ Rに搭載されるEP6CDTRエンジンは、1.6ℓ 4気筒ターボでクラス最高出力270ps(199kW)/6000rpmと最大トルク33.7kg.m(330Nm)/1900-5500rpmを誇る新型エンジンだ。すでに来年施行の「ユーロ6」排ガス基準に適応しており、高次元のパフォーマンスと燃費、環境性能の両立を果たした。
サスペンションには、スポーツ部門「PEUGEOT SPORT」の技術を注入。新開発ダンパーとスプリング、各部に施行した専用セッティングで俊敏でレスポンスのいいハンドリングを実現。しかしながら、日常的なシーンでも快適で扱いやすい仕上がりになったという。さらに、従来のRCZ に対し車高を10mm下げ、トラクションレベルを上げ、大型リアスポイラーを採用して空力特性の向上を図った。
徹底的に鍛え上げられたスペシャルチュード・サスペンション、19インチタイヤ&ホイール、強化された6速マニュアルトランスミッション、トルセンLSD、そして大径のフロントブレーキに4ポッドブレーキキャリパーを組み合わせダイナミックな動力性能・運動性能を持ったスポーツクーペに仕上がったという。RCZ Rの日本導入は限定150台で、2014年春を予定している。
ラテンの血が注がれた“コンパクトスポーツクーペ”「RCZ R」、ドイツ製ホットハッチとは違った味わいがありそうだ。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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