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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ゲームカード・ジョイコホールディングスは調整最終局面、きっかけ待ち
遊戯機器関連のゲームカード・ジョイコホールディンス <6249> (JQS)の株価は戻り一服の展開だが、調整のほぼ最終局面だろう。高配当利回りや低PBRに見直し余地があり、カジノ法案を巡る動きも本格化している。きっかけ次第で動意付く可能性があるだろう。
パチンコ用プリペイドカードシステム首位の日本ゲームカードと、業界初のコイン型ICカードを採用したジョイコシステムズが11年に統合した持株会社である。パチンコ用カードユニットやパチスロ向けメダル貸機などの機器売上、カード収入、システム使用料収入が収益柱で、機器の主力は各台計数システムに移行している。
11月7日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)連結業績は、前年同期比13.8%減収、同17.8%営業減益、同15.8%経常減益、同19.1%最終減益だった。加盟店舗数の減少、機器販売台数の減少、販売単価の減少により減収減益だった。ただしほぼ計画水準のようだ。品目別には機器売上高が同17.3%減収、カード収入高が同13.2%減収、システム使用料収入が同7.4%減収、その他が同6.2%減収だった。
通期見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比17.6%減の326億円、営業利益が同83.9%減の4億30百万円、経常利益が同85.1%減の4億円、そして純利益が同89.4%減の1億70百万円としている。なお第2四半期累計の利益は通期見通しを大幅に超過達成しているが、期初計画どおり第3四半期(10月~12月)以降に研究開発費が発生するため、通期見通しを据え置いている。パチンコホールの設備投資マインド低下、パチスロ向けメダル貸機の入れ替え需要一巡などで、機器売上が大幅に減少して減収減益見込みだ。
株価の動きを見ると、20年夏季五輪の東京開催決定でカジノ関連が材料視されて動意付き、9月11日に戻り高値となる1619円まで上伸した。その後は概ね1500円台で推移して戻り一服の展開だ。足元では1500円台前半まで調整する場面もあるが、8月の直近安値1480円まで下押す動きは見られない。9月急伸の反動調整はほぼ最終局面だろう。
11月13日の終値1521円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS11円92銭で算出)は128倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2930円54銭で算出)は0.5倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線が戻り圧迫の形だが、週足チャートで見ると26週移動平均線が下値を支えている。高配当利回りや低PBRに見直し余地があり、カジノ法案を巡る動きも本格化している。きっかけ次第で動意付く可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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