NEC、家庭向け小型ロボット用のアプリ開発・販売パートナーを募集

2013年11月11日 13:26

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NECは11日、クラウド連携型ロボットプラットフォームを元にサービスを提供するパートナー制度「PaPeRo パートナープログラム」を新たに公開し、同日から「ビジネスパートナー」と「アプリケーションパートナー」を募集すると発表した。

NECは11日、クラウド連携型ロボットプラットフォームを元にサービスを提供するパートナー制度「PaPeRo パートナープログラム」を新たに公開し、同日から「ビジネスパートナー」と「アプリケーションパートナー」を募集すると発表した。[写真拡大]

 NECは11日、クラウド連携型ロボットプラットフォームを元にサービスを提供するパートナー制度「PaPeRo パートナープログラム」を新たに公開し、同日から「ビジネスパートナー」と「アプリケーションパートナー」を募集すると発表した。

 同社によると、クラウド連携型ロボットプラットフォームは、家庭向けに小型化したロボット「PaPeRo petit(パペロ プティ)」と様々なアプリケーションを提供するためのクラウド基盤から構成されるもの。

 「PaPeRo petit」は、身長24cm、体重1.3kgと小型・軽量のロボット。カメラやマイク、高度な人検出センサーを備えており、複数のセンサーを組み合わせることで、温度や距離、角度から、暗いシーンでの人検出や、近くにいる人の検出ができ、検出後は人の方向を見て話すという自然なコミュニケーションを行うことができる。さらに、クラウド上の認識技術と組み合わせることで画像認識や音声認識を行うこともできる。

 「PaPeRo パートナープログラム」は、「アプリケーションパートナー」と「ビジネスパートナー」、NECの三者が連携し、ロボットとアプリケーションを組み合わせたサービスをエンドユーザに提供する仕組み。

 NECは、同社が公開するクラウド連携型ロボットプラットフォーム用APIを活用して、アプリケーション開発を行う法人を対象に募集する。開発したアプリケーションはビジネスパートナーを通じてサービスとしてエンドユーザへ販売される。

 また、ビジネスパートナーとして、セキュリティ、住宅、医療、公共など様々な分野に向けてロボット活用サービスを提供する事業者を募集する。ビジネスパートナーはNECと共同でサービスや価格を決定し、エンドユーザにアプリケーションサービスとロボット端末を提供する。

 NECは、ビジネスパートナーがエンドユーザ向けの新サービスを検証するためのトライアルサービス(個別見積り、標準期間3か月)も11日から提供する。

 「PaPeRo petit」は、NECグループが開催する「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2013」(会期:11/14(木)~15(金)、会場:東京国際フォーラム)で展示される予定。

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