丸紅、チリ銅鉱山開発事業向けプロジェクト・ファイナンス契約を締結

2013年11月6日 21:02

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 丸紅は6日、同社が世界有数の銅生産会社であるアントファガスタ社と共同出資するチリのアントコヤ社(出資比率:丸紅30%、アントファガスタ社70%)が開発中のアントコヤ銅鉱山開発費用に関して、11月5日に総額6億5千万ドル(約640億円)のプロジェクト・ファイナンス契約に調印したと発表した。

 同ファイナンスには、国際協力銀行(JBIC)、カナダ輸出開発公社(EDC)、ドイツ復興金融公庫(KfW)、みずほ銀行、三井住友銀行、Natixis(フランス)、ING(オランダ)、Corpbanca(チリ)及びBanco del Estado de Chile(チリ)が参加している。同ファイナンスの組成によりプロジェクトリスクを銀行団とシェアしていく。

 アントコヤ銅鉱山は、チリ北部第Ⅱ州アントファガスタ市から北東に約180kmに位置し、SX-EW(溶媒抽出電解採取)法にて銅地金を生産するもので、2015年の生産開始を目指している。同鉱山の可採鉱量は約6億4千万トンを上回る規模であり、生産開始後、約20年間にわたって年間約8万トンの銅地金を生産する予定。さらに、同プロジェクトは下層に更なる硫化鉱床の賦存も見込まれており、将来的な銅精鉱生産などの事業拡大の可能性を秘めた有望なプロジェクト。

 丸紅は、銅地金総生産量のうち、出資比率の30%に相当する年間約2万4千トンの銅地金を引き取る権利を有しており、日本国内の電線・伸銅品メーカーのアジアを中心とする海外製造拠点等に長期安定供給することを予定している。

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