【アナリスト水田雅展の銘柄分析】プラマテルズは煮詰まり感強まり動意のタイミング接近、指標面の割安感に見直し余地

2013年11月1日 09:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  合成樹脂専門商社のプラマテルズ <2714> (JQS)の株価はモミ合い展開だが、指標面の割安感に見直し余地があり、煮詰まり感を強めて動意のタイミングが接近しているようだ。

  双日<2768>グループの合成樹脂原料・製品・関連機器の専門商社で、エンジニアリング系樹脂やスチレン系樹脂を主力としている。需要先を業種別に見るとOA・事務機器、家電・電子部品を中心として、建材、医療、自動車向けなど幅広い。高付加価値商材の拡販とともにタイ、インド、台湾などアジア市場への展開を加速している。

  10月30日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)の連結業績は前年同期比1.7%増収、同11.1%営業減益、同8.9%経常減益、同83.1%最終減益だった。売上高は増収を確保したが、売上総利益率がやや低下して営業減益だった。純利益は厚生年金基金からの脱退に伴う脱退時特別掛金2億66百万円を特別損失に計上したことが影響した。

  通期見通しは前回予想(7月26日に厚生年金基金からの脱退に伴う特別損失計上で純利益を減額修正)を据え置き、売上高が前期比4.3%増の580億円、営業利益が同6.4%増の8億70百万円、経常利益が同7.2%増の8億40百万円、純利益が同14.3%減の3億60百万円としている。エンジニアリング系樹脂の高付加価値商材が堅調に推移する。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.6%、営業利益が44.1%、経常利益が44.4%、純利益が10.6%である。期後半の需要回復を考慮すれば概ね順調な水準だろう。下期は特別損失が発生しない見込みだ。

  株価の動きを見ると、8月以降は概ね400円近辺のレンジでボックス展開であり、足元はレンジ下限に到達した形のようだ。10月30日は軟調地合いの影響も受けて前日比5円(1.25%)安の395円まで続落する場面があったが、終値では前日比1円(0.25%)安の399円まで戻している。第2四半期累計業績に対する反応は限定的のようだ。

  10月31日の終値399円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS42円11銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS795円07銭で算出)は0.5倍近辺である。

  週足チャートで見ると410円近辺で上値が重く、26週移動平均線を挟む展開だが、足元では52週移動平均線が接近して動意のタイミングが接近しているようだ。高配当利回り、低PBRに見直し余地があり、煮詰まり感を強めて上放れの展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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