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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本エム・ディ・エムは久々の300円台乗せ、収益改善基調を評価して4月高値目指す
医療機器商社の日本エム・ディ・エム <7600> の株価は出直り歩調の展開で、5月と6月に付けた戻り高値に接近している。収益改善基調や成長分野の医療関連のテーマ性を評価して、4月の高値を目指す流れだろう。
骨接合材料、人工関節、脊椎固定器具など整形外科分野を主力とする医療機器輸入商社である。ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約が前期に終了したが、米国子会社オーソデベロップメント(ODEV)社製品の拡販と自社製品比率上昇によって収益改善基調だ。13年6月にはODEV社製造の脊椎固定器具の薬事承認を取得した。ODEV社製の人工膝関節製品は中国でも薬事承認を取得しており、中国の高齢化社会到来で収益寄与が期待される。
10月30日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)の連結業績は、売上高が前年同期比9.3%増の41億68百万円、営業利益が42百万円(前年同期は2億29百万円の赤字)、経常利益が45百万円の赤字(同3億84百万円の赤字)、純利益が20百万円の赤字(同3億07百万円の赤字)だった。利益は期初計画を大幅に上回った。ODEV社製の人工関節製品や脊椎固定器具の販売が日本および米国で好調であり、自社製品比率が前年同期の53.1%から73.9%に上昇した効果で、売上総利益が大幅に増加した。
通期見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比15.6%増の94億円、営業利益が5億40百万円(前期は1億52百万円の赤字)、経常利益が4億40百万円(同3億95百万円の赤字)、純利益が2億円(同3億97百万円の赤字)の黒字としている。ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約終了の影響が一巡し、ODEV社製の人工関節製品や脊椎固定器具の日本および米国での販売好調、ODEV社と共同開発の骨接合材新製品「MODE」の日本での拡販、自社製品比率上昇による売上総利益率改善などで営業損益が黒字化する見込みだ。なお想定為替レートは1米ドル=93円としている。
株価の動きを見ると、9月2日の直近安値231円をボトムに反発して出直り歩調の展開となっている。10月3日に295円を付けた後に一旦は260円台に反落する場面があったが、すぐに切り返して10月31日には306円まで上伸する場面があった。収益改善基調を評価する動きだろう。
10月31日の終値300円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS7円56銭で算出)は40倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS409円58銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインであり、週足チャートで見ると26週移動平均線を突破して上伸している。強基調に転換した形だろう。5月1日と6月24日に付けた戻り高値318円は射程圏であり、収益改善基調を評価して4月1日の高値350円を目指す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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