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ソフトバンク、シャープ、ポールトゥウィンなど/本日の注目個別銘柄
<9984> ソフトバンク 7400 +160続伸。世界の通信会社に端末などを販売する米ブライトスター、スマホゲームの世界大手であるフィンランドのスーパーセルを相次いで買収すると報じられている。買収額は2500億円超。スーパーセルの買収に関しては前日に会社側が発表している。相次ぐ大型買収に伴う資金負担増などへの懸念は残るものの、スマートフォン市場の取り込みに向けた積極策として、今後の一段の業容拡大を睨んでポジティブに捉える動きが先行している。
<2914> JT 3450 -70売り優勢。消費税増税後に値上げの方向で検討と報じられている。同社を含んだ国内たばこ大手3社では、来年4月の消費増税時に、値上げ幅を3%以内にとどめることで最終調整に入ったと伝わっている。財務省が3%になるような値上げを行うよう要請したもよう。5%程度の値上げを想定する向きが多かったと見られ、想定よりも小さい値上げ幅をネガティブ視する動きが先行へ。
<9831> ヤマダ電機 269 +7反発。前日には業績予想の下方修正、並びに、自社株買いの実施を発表している。通期営業利益は従来予想の459億円から274億円に下方修正。売上の未達、粗利益率の悪化などが業績下振れの背景に。一方、自社株買いは発行済み株式数の6.37%に当たる6000万株を上限としている。取得期間は本日から12月20日までを予定。需給改善期待が先行しているほか、下方修正は想定線であり、短期的な材料出尽くし感なども強まる状況とみられる。
<6985> ユーシン 704 -76下落率2位。前日に第3四半期の決算を発表、マイナス材料につながる格好へ。累計営業利益は前年同期比30.3%減の18.2億円、通期予想は据置としている。上半期実績は同24.0%減益であったが、6-8月期は同47.3%減と減益幅が拡大の格好に。上半期決算時に上方修正している通期予想の未達懸念などが強まる状況にも。
<8595> ジャフコ 5170 +150反発。金融庁では、ベンチャー企業の新規上場を促すため規制緩和に踏み切ると伝わっている。財務諸表や内部統制報告書といった報告書の提出を減らすなどで新興企業の上場を後押しするようだ。同社などのベンチャーキャピタルにとって、メリットにつながるとの見方が優勢となる。
<5020> JX 493 +10買い先行。今通期経常利益は3000億円、前年同期比9%減にとどまり、従来見通しを350億円下回る見通しとの観測報道が伝わっている。ガソリン需要の落ち込みから、原料高の価格転嫁が厳しくなっているもようだ。ただ、アナリストコンセンサスでは3100-3200億円程度の水準にあり、業績の下振れ懸念は大方織り込み済み。短期的なアク抜け感につながる格好のようだ。
<9963> 江守商事 1547 +134急伸。前日に発表した業績予想の上方修正が評価材料視される。上半期営業利益は従来予想の24億円から27億円に増額、前年同期比では2倍強の水準となる。中国子会社における食糧や金属資源などの販売が好調に推移したもよう。第1四半期決算時にも、18億円から24億円に大幅増額修正を行っており、プラスインパクトは強いもよう。PER水準の割安感なども意識される。
<6753> シャープ 299 +13売り先行は切り返す。本日、公募・売出株の受渡期日となっており、公募株取得組などの利益確定売りが朝方は先行した。公募価格は279円であった。需給イベントでは、前日にTOPIXリバランスで買い需要が発生してる一方、本日もMSCIのリバランスで2000万株弱のインデックス買いが見込まれている。需給の最悪期通過として、買い戻しの動きも強まったもよう。
<3657> ポールトゥウィン 2999 +108大幅高、5月1日の上場来高値に急接近する展開となっている。いちよしではレーティング未付与ながらポジティブなレポートをリリース。新型ハードの発売に伴うデバッグ事業の拡大期待に加えて、ヤフー<4689>の新戦略に伴うeコマース市場の活性化期待などから、業績予想を上方修正へ。今1月期の営業利益は20億円から23億円に上方修正、会社計画の18.4億円を大幅に上回るとみているようだ。
<6967> 新光電工 966 -6さえない。米インテルが第3四半期の決算を発表、同社やイビデン<4062>など関連銘柄の動向が注目されたが、ともに小動きでまちまちの展開となっている。インテルの7-9月期決算では、売上高は対コンセンサス比でインラインながら、粗利益率は上振れて着地。一方、10-12月期見通しでは、売上高は想定を下振れる格好に。インパクトは限定的な決算であったが、インテルは時間外取引で伸び悩む動きとなっている。《FA》
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