【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ゲームカード・ジョイコホールディングスは1500円で下値確認、カジノ関連人気

2013年10月15日 09:25

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  遊戯機器関連のゲームカード・ジョイコホールディンス <6249> (JQS)の株価は、モミ合いから上放れて水準を切り上げ、その後も堅調に推移している。高配当利回りや低PBRに見直し余地があり、カジノ関連で15日召集の臨時国会を材料視する可能性もあるだろう。

  パチンコ用プリペイドカードシステム首位の日本ゲームカードと、業界初のコイン型ICカードを採用したジョイコシステムズが11年に統合した持株会社である。パチンコ用カードユニットやパチスロ向けメダル貸機などの機器売上、カード収入、システム使用料収入が収益柱で、機器の主力は各台計数システムに移行している。

  今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比17.6%減の326億円、営業利益が同83.9%減の4億30百万円、経常利益が同85.1%減の4億円、そして純利益が同89.4%減の1億70百万円としている。パチンコホールの設備投資マインド低下、パチスロ向けメダル貸機の入れ替え需要一巡などで、機器売上が大幅減少となる見込みだ。

  ただし市場動向を睨みながら新商品・サービスを市場投入する予定であり、期中に投入の場合には上振れの可能性があるだろう。なお11月7日に第2四半期累計(4月~9月)の業績発表を予定している。

  株価の動きを見ると、8月以降は概ね1500円近辺の小幅レンジでモミ合う展開だったが、9月11日に動意付いて1619円まで急伸した。20年夏季五輪の東京開催決定を受けてカジノ関連が材料視された。その後は上げ一服の形だが、人気離散して下押す動きは見られず概ね1540円~1600円近辺で堅調に推移している。

  10月11日の終値1570円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS11円92銭で算出)は132倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2930円54銭で算出)は0.5倍近辺である。

  週足チャートで見ると26週移動平均線を維持して堅調に推移している。高配当利回りや低PBRに見直し余地があり、カジノ関連として15日召集の臨時国会を材料視する可能性もあるだろう。きっかけ次第で5月の高値1747円が視野に入りそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】パピレスはストップ高買い気配、業績上方修正で増益転換し株式分割もオン(2013/09/17)
【株式評論家の視点】小僧寿しは持ち帰りずしに注力、業容転換に期待(2013/09/17)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事