ダイハツ、軽「タント」をフルモデルチェンジ 使い勝手と開放感を追求

2013年10月3日 17:11

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タント(画像:ダイハツ工業)

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  • タントカスタム(画像:ダイハツ工業)

 ダイハツ工業は、軽乗用車「タント」をフルモデルチェンジし、10月3日から全国一斉に発売する。価格は117万円(税込)から。

 「タント」は、2003年の発売から軽の常識を覆す「広さ」で軽モアスペースという新しいカテゴリーを創造。2007年の2代目では「ミラクルオープンドア」の採用により「使い勝手」を追求し、子育て世代の女性を中心に多くの顧客から好評を得ている。

 今回のフルモデルチェンジでは、ミライースで培った「低燃費」「低価格」という軽の本質をベースに、車両特性に合わせた付加価値を追求し、軽自動車の多様な拡がりを目指すダイハツが考える一台に仕上がった。

 具体的には、助手席のスライド幅を従来比10cm拡張し、38cmのロングスライド化を実現。さらに後席下部の出っ張り部分をなくし、広大なフラットスペースを確保した。A型ベビーカーをたたまず収納でき、大型ダンボール箱やビールケースも積載可能。大きな荷物もミラクルオープンドアと助手席ロングスライドによる広大な間口からラクな姿勢で積載が可能になった。また、両側パワースライドドアも採用し、使い勝手を高めた。

 加えて、顧客が広さを感じるポイントである「頭上空間」と「後席空間」にこだわって室内空間を設計。ヘッダ距離(前頭部からフロントガラスまでの距離)を12cm、前席ヘッドクリアランス(頭上から天井までの距離)を2cm延長し、軽No.1のフロント/リヤヘッドクリアランス、ヘッダ距離、前後乗員間距離を実現した。

 燃費は28.0km/Lの低燃費を実現し、全車エコカー減税「免税」レベルを達成した。安全性の面では、「低速域衝突回避支援ブレーキ機能」、「誤発進抑制制御機能」、「先行車発信お知らせ機能」、車両の横滑りなどを防止する「VSC&TRC」の4つの機能を備えた「スマートアシスト」を全グレードに設定した。さらに急ブレーキを後続車に知らせるエマージェンシーストップシグナルを全車に設定するなど予防安全性も充実している。

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