富士重工:ステレオカメラシステムを刷新した新型「アイサイト」を開発、2014年発売の新型車から採用

2013年10月2日 19:01

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【10月2日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 富士重工業(東1:7270)は2日、先進運転支援システム「アイサイト(ver.2)」のステレオカメラシステムを全面刷新した次世代「アイサイト」を開発し、2014年に国内で発売予定の新型車から順次搭載すると発表した。

 現在搭載中の「アイサイト(ver.2)」は、ステレオカメラだけで距離を測定し物体を認識するシステムで、ドライバーが多くの情報を視覚から得ているのと同様に、自動車だけではなく、歩行者、自転車、自動二輪車、白線(車線)をも認識し、制御できることが特長。自動ブレーキによって車両を減速・停止させる「プリクラッシュブレーキ」など、多くの運転支援機能を備えながら10万円(税抜価格)というリーズナブルな価格設定を実現し、多くの顧客に支持されている。2013年9月末時点での「アイサイト」搭載車の国内累計販売台数は15万台に上る。

 今回発表した次世代「アイサイト」では、ステレオカメラの視野角、視認距離をともに従来比で約40%拡大。カラー画像化と併せて、視認範囲が拡大し、物体認識精度が向上、ブレーキランプ点灯・赤信号の認識を可能にする。

 新機能としては、車線からはみ出して走行するのを防ぐ「レーンキープアシスト」や、後退時の急加速を防ぐ「AT誤後進抑制制御」、前方障害物への衝突回避操舵をアシストする「危険回避アシスト」を導入。また、「全車速追従機能付クルーズコントロール」は、先行車のブレーキランプ点灯状態を検出して早めの減速を可能とする「ブレーキランプ認識制御」が可能となる。【了】


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※この記事はSakura Financial Newsより提供を受けて配信しています。

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