注目銘柄ダイジェスト(前場):みずほFG、東京電力、昭和電線HDなど

2013年9月30日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):みずほFG、東京電力、昭和電線HDなど

みずほFG<8411>:214円(前週末比-8円)
大幅続落。地合いの悪化で銀行株には売りが優勢となっているほか、金融庁から業務改善命令を受けたことがマイナス視されている。反社会的勢力との間で多くの取引があることを知りながら2年以上も放置していたことが処分要因に。短期的な業績面の影響は限定的と見られるが、信用力の低下などは懸念される方向に。オリコ<8585>も売りが優勢の展開となっている。

東京電力<9501>:606円(同+9円)
切り返す。政府では柏崎刈羽原発の来春再稼働を容認すると報じられているほか、銀行団が同社向けの融資で合意、再値上げの回避、今年度の経常黒字化見通しなど、相次ぎ好材料が伝わっている。地合い悪化で景気敏感株に手控えムードが強い中、短期資金の関心がシフトする状況にもなっている。

昭和電線HD<5805>:124円(同+12円)
連日の急伸。リニア関連、ノーベル賞関連などとして先週末に急動意、長い上ヒゲを残す展開となったものの、本日は再度上値追いの格好に。本日は、国土交通省が2020年の東京五輪前に、19区で「無電柱化率」を現在の80%から100%に引き上げると報じられている。同社など電線株の一角には、電線の地中化に伴うビジネスチャンス拡大期待が高まる状況のもよう。

サンケン電気<6707>:499円(同-52円)
急落で下落率トップ。JPモルガン(JPM)では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価は650円から580円に引き下げている。主力半導体デバイスの生産設備ミスマッチ、PM事業のアプリーション転換の遅れ、CCFLの原材料在庫の懸念などを格下げの背景としているようだ。好機を活かせない経営を懸念として、いったんは利益確定を推奨とも。

ニトリHD<9843>:9050円(同-370円)
大幅に3日続落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は311億円で前年同期比2.5%増益、従来計画の310億円に沿った着地に。通期予想は据え置き630億円で前期比2.4%増益となっている。足元の月次売上動向などが堅調であったことから、収益面でも上振れ着地を期待する声が多かったようだ。クレディ・スイス(CS)では短期的な株価への影響はネガティブとしている。

DCM<3050>:692円(同+5円)
堅調。先週末には、上半期の決算と同時に自社株買いの実施を発表しており、需給期待が先行する展開とみられる。発行済み株式数の2.13%に当たる300万株が取得上限であり、取得期間は本日9月30日から11月30日まで。一方、上半期営業利益は107億円で前年同期比12.6%減、従来計画を下回る着地となり、通期予想は200億円から170億円に下方修正。第1四半期が2ケタ減益となっていたことで、下振れは想定線との見方か。なお、自社株買いに関しては、過去の経緯からも立会外で実施される可能性も指摘されているようだ。

商船三井<9104>:446円(同-16円)
売り先行。本日は海運セクターが業種別下落率の上位となっている。先週末のバルチック指数が前日比3%強の下落と続落しており、売り材料視される状況とみられる。下落率の大きさは今年最大のもよう。足元では同指数の上昇が海運株の株高材料とされていただけに、トレンド転換への警戒感などが強まる状況にも。

クレックス<7568>:1275円(同+225円)
一時ストップ高。MBO(経営陣が参加する買収)に向けて、TOBを実施すると発表したことが材料視されている。TOB価格は1株当たり1275円となり、買い付け期間は10月1日から11月13日までとなる。事業環境が厳しくなる中で、事業拡大に向けたM&Aなどを迅速に進めるため、非上場化が必要だと判断したようだ。

アスカネット<2438>:7310円(同+1000円)
急伸でストップ高まで。明日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2013」を控えて、思惑的な物色が強まっているようだ。同社は「CEATEC JAPAN 2013」において、空中ディスプレイの具体的な活用シーンをシミュレーション展示するもよう。空中ディスプレイの実用化を目指す中で、イベント出展による受注拡大期待が高まる格好に。

モルフォ<3653>:4950円(同+700円)
ストップ高。26日に、サムスン電子とパノラマ画像合成技術「Morpho Panorama」のライセンス契約を締結したと発表したことが、引き続き材料視されている。「Morpho Panorama」はサムスンの「GALAXY Note 3」に搭載される予定であるほか、今後は順次その他モデルのAndroidスマートフォンに搭載される予定で、スマホ関連ビジネスの拡大に期待感が高まっている。

コスモ・バイオ<3386>:4055円(同+700円)
急伸でストップ高。ノーベル賞の候補の一角として挙げられている、オートファジー(自食作用)関連の一角として物色が継続している。バイオ関連については、7日以降に発表が予定されているノーベル賞の発表以外にも、秋の学会シーズンの本格化、臨時国会における薬事法の改正など、注目イベントを控えることも短期資金が向かいやすい要因に。なお、医学生物<4557>などもオートファジー関連として買い気配からのスタートとなっている。

楽天<4755>:1472円(同+19円)
しっかり。電子商取引事業で、年内にシンガポール市場に参入すると報じられたことが材料視されている。早ければ12月にECサイトを立ち上げ、当初は日本の家電製品や衣料品、ゲーム、おもちゃなどを、ネットを通じて販売する見込み。また、台湾ではクレジットカード事業への参入を計画しているとも伝わっており、海外展開の強化を前向きに評価へ。《KO》

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