伊藤忠と国際石油開発帝石、東シベリアの石油・ガス探鉱事業に参画

2013年9月25日 12:36

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鉱区位置図(画像:伊藤忠商事)

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 伊藤忠商事は24日、ロシアの東シベリアに位置するイルクーツク州のザパドナ・ヤラクチンスキー鉱区(以下、ZY鉱区)およびボリシェチルスキー鉱区(以下、BT鉱区)で石油・ガス探鉱事業を推進している、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の100%子会社である日本南サハ石油株式会社(JASSOC)の株式売却について、JOGMECが実施した入札に国際石油開発帝石(INPEX)とともに応札し、JASSOCの発行済株式の一部をそれぞれ取得したと発表した。取得割合は、発行済全株式340株の内、伊藤忠43株(12.6%)、INPEX42株(12.4%)。

 ZY鉱区およびBT鉱区は、イルクーツク州の州都イルクーツク市の北約700kmに位置する陸上鉱区であり、鉱区面積はZY鉱区が約4,835km2、BT鉱区が約3,307km2。

 これまでは、JOGMECがJASSOCを通じてロシアの中堅石油会社であるイルクーツク・オイル社(以下INK社)とともに設立したINK・ザパド社(オペレーター)により両鉱区における探鉱事業を推進しており、既に両鉱区では、試掘の結果油ガスの胚胎が確認されている。今後も、伊藤忠、INPEXおよびJOGMECは、JASSOCを通じて両鉱区における探鉱作業を継続し、開発移行への可能性を検討していく。

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