関連記事
グリー、光通信など/本日の注目個別銘柄
<3632> グリー 920 -43朝方は買いが先行。引き続き、決算発表を受けてのアク抜け感が優勢に。野村では、同社とDeNA<2432>の決算後の株価上昇の背景として、プラウザゲーム市場の急速な市場縮小懸念の後退、海外黒字化のメド、ネイティブゲーム侵攻などを挙げている。ただ、買い一巡後は伸び悩み。日証金では貸借取引申込停止措置、今後の需給妙味後退などにもつながっていく。
<9104> 商船三井 404 -2相対的に底堅い動き。前日はバルチック指数が5%超の上昇となったことで、同社を中心に海運セクターの強い動きが目立ったが、本日もバルチック指数の続伸を手掛かりに買い先行の展開となっている。昨日のバルチック指数も3%近い上昇率となっている。エジプト情勢の緊迫化なども海運市況上昇の一因とみられる。
<8804> 東京建物 846 +22堅調。来12月期は、SPCを連結対象にすることで、営業利益が100億円前後押し上げられる見通しとの観測報道が伝わっている。今期予想の210億円から大きく上振れるとされている。SPC連結による増益効果としては、ほぼ市場予想線上であるものの、ストレートに買い材料視される状況へ。なお、営業利益の市場予想では、今期215億円に対して、来期は320-330億円レベルとなっているもよう。
<2220> 亀田製菓 3190 +202大幅高。野村が投資判断を新規に「バイ」、目標株価を4000円としていることが評価材料につながっている。日本のTPP加盟で米菓の輸入関税が撤廃された場合、利益率は劇的に高まると想定しているようだ。これまで、大手証券や外資系証券でのカバレッジは皆無であったが、今後は機関投資家の資金流入などによる流動性の向上に伴って、中期的な水準訂正期待も高まる状況へ。
<5471> 大同特殊鋼 555 -19売り優勢。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、ネガティブ視される展開に。通期業績も今後上方修正される可能性が高いとみられるが、株式市場では織り込み済みで、さらなるポジティブサプライズは想定しにくいとみている。また、円安メリットは殆どないため、更なるコンセンサス上振れの可能性は低いと指摘。
<4201> 日本合成化学工業 921 -35続落。決算発表後はさえない展開が続いているが、心理的な支持線となる1000円を割り込んで、下落ピッチが早まる状況にも。前日には投資判断格下げなどでクラレ<3405>が急落しているが、下げの主因となっている液晶フィルムにおいては同社にも、競争激化への意識が強まっているほか、日東電工<6988>の内製化の影響なども警戒されているものとみられる。
<4739> 伊藤忠テクノソリューションズ 3500 -175大幅続落で年初来安値を更新している。第1四半期の大幅減益決算を嫌気する動きが依然として継続する格好に。会社側では通期営業利益280億円予想を据え置いているが、SMBC日興証券では業績予想を下方修正して、254億円と減益を予想している。通信事業者向けの回復ペース鈍化、新規に拡大した保守・運用業務の収益性が想定より低いことなどを背景としている。
<9435> 光通信 6040 +180しっかり。岩井コスモでは投資判断「A」を継続、目標株価を5000円から8000円に引き上げている。今期営業利益は340億円と会社計画310億円を上回ると予想。好調な法人事業に加えて、今後は、来店型保険ショップ事業、アップルの新型iPhone発売観測のある携帯電話販売事業の収益改善も期待できると。8月末に予定されている株式消却もプラス材料としている。
<6383> ダイフク 1008 +26買い優勢で年初来高値水準に急接近へ。米国の同業となるウィンライト社を買収と発表している。取得額は50億円前後のもよう。製品群の拡充や拠点数の増加に伴い、北米事業の拡大につなげていく計画。足元の業績好調なども背景となり、積極的な事業拡大に向けた展開などは評価されやすい状況となっているようだ。《FA》
スポンサードリンク