【編集長の視点】ウォーターダイレクトは続急落、宅配水2社は1Q低調業績が響き揃って利益確定売りが先行

2013年8月12日 10:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  ウォーターダイレクト <2588> (東マ)は、205円安の2455円と3営業日続落して始まっている。前週末9日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算と株式分割とを発表、1Q業績が、やや低調な利益進捗率を示したことが響き利益確定売りが増勢となっている。株式分割や前週末に全国的に猛暑日が続き宅配水需要の増加が期待される好事業環境も、きょう12日の全般相場が、寄り付き前発表の国内総生産(4~6月期)が、市場予想を下回ったことに反応して日経平均株価で184円安と急反落して始まったなか反応薄となっている。

  前週末9日は、同社と同業の宅配水事業を兼営するナック <9788> も、今3月期1Q決算を発表、3月通期売り上げ、経常利益を期初予想より上方修正したものの、1Q利益が、7月29日の観測報道通りに赤字幅を悪化させて着地したことから、71円安の1621円と急反落、宅配水2社は、揃って売られている。

  ウォーターDの1Q業績は、四半期決算が初開示となるために前年同期比較はないが、売り上げ20億4500万円、経常利益1億円、純利益6500万円となり、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績対比の利益進捗率は、44%と目安の50%をやや下回った。ナチュラルミネラルウォーター「CLYTIA25」の認知度向上に向け百貨店・家電量販店などの店頭でのデモンストレーション販売を強化、顧客数が順調に増加して水出荷本数が増加したことなどが要因となった。2Q累計・3月通期業益は期初予想に変更はなく、通期純利益は、3億7000万円(前期比3%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。

  一方、株式分割は、同社株式の流動性の向上と投資家層のさらなる拡大を目的に9月30日を基準日に1株を3株に分割する。

  株価は、今年3月に公開価格1200円でIPOされ、上場初日の買い気配から2日目に3600円で初値をつける高人気となり、1870円まで調整したが、前期業績の上方修正に今期業績の続伸予想が続いて切り返して上場来高値4280円をつけ、その後は、同社が同ウォーターを採水している富士吉田工場が、世界文化遺産に登録された富士山山麓に位置することから関連人気も高めて2000円と3000円を往復する中段もみ合いが続いていた。下値からは、株式分割の権利取りも再燃し、PER15倍台の割安修正にトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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