ホンダ、ブラジルに新四輪車工場を建設 約430億円を投資

2013年8月8日 12:37

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新四輪工場の完成時イメージ図(画像:ホンダ)

新四輪工場の完成時イメージ図(画像:ホンダ)[写真拡大]

 ホンダのブラジルにおける四輪車の生産販売会社であるホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ(以下HAB)は7日(現地時間)、年間生産能力12万台の新四輪車工場を建設することを決定したと発表した。新工場は2015年の稼働開始を予定している。

 新工場は、既存四輪車工場が位置するスマレ市から約100キロ北西に位置するサンパウロ州イチラピーナ市(サンパウロ市より北西に約200km)に建設される。敷地面積580万m2の土地取得と設備購入、建屋建設費用を含めた投資額は約10億レアル(約430億円)を予定。新工場の従業員数は約2,000人となる。

 新工場ではグローバルで需要が高いフィットクラスの小型車を生産する予定で、製造工程のショートプロセス化や塗装工程へ最新技術を投入することで環境への取り組みを進めるほか、最適な自動化技術を投入することなどにより高効率な生産体制を目指す。

 新四輪車工場の稼働により、既存のスマレ工場とあわせたHABの年間生産能力は現在の12万台から24万台となる。また、ホンダは南米現地開発についても強化をはかっており、今年後半にはスマレ工場内に新四輪研究所が完成する。倍増された生産能力で、ブラジルの顧客ニーズをもとに開発されたより多くの魅力的な商品を提供し、ラインアップ拡充を図っていく。

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