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【編集長の視点】ペプチドリームは共同研究解消売りが一巡し「リターンリバーサル」買いで続急伸
<銘柄ウオッチ>
ペプチドリーム <4587> (東マ)は、890円高の8080円と続急伸している。同社株は、今年6月11日に公開価格2500円で新規株式公開(IPO)され、7900円で初値をつけて3日連続のストップ高で上場来高値1万3700万円まで買い進まれ、6月25日に米大手製薬会社のファイザー社との共同研究解消を発表したことから、前週末28日ザラ場に上場来安値5930円まで売られた。
ただ同最安値から、大引けにかけて1300円幅の急反発をしており、きょう1日も、悪材料織り込み済みとして下げた株ほどよく戻るとする「リターンリバーサル」買いが増勢となっている。
同社は、東京大学発のバイオベンチャーで、日本のバイオベンチャーが、創薬系、創薬支援系、研究支援系と分かれているのに対して、創薬基盤技術をベースとした製薬会社との特殊ペプチドの共同研究と自社でも独自に創薬開発を進めるビジネスモデルを特徴としている。このため売り上げは、製薬会社との契約一時金、研究開発支援金、さらに製薬会社に特殊ペプチドをライセンスアウトした権利金や開発に応じた各種の売り上げを受領、類似バイオベンチャーとは異なり、IPO初年度から業績の黒字転換を予想している。
創薬上で幅広い疾患を対象にして副作用が少なく、大型設備も必要としない特殊ペプチドの優位性に着目して国内外の製薬会社9社と28プロジェクトの共同研究を進めていることが要因で、今6月期業績は、売り上げ6億6900万円(前期比2.4倍)、経常利益1億7500万円(前期は2100万円の赤字)、純利益1億3600万円(同900万円の黒字)と見込んでいる。
今回の共同開発契約の解消は、ファイザー社が、現在の創薬開発を放棄し新プロジェクトを立ち上げるには1年間程度の準備期間が必要として通知されたもので、特殊ペプチドの優位性の認識そのものは変わりはなく、同共同研究で得られた標的分子などの情報は同社が利用できる。同契約では今6月期に2億2400万円の売り上げを見込んでおり、今後は、IPO時に公表した中期経営計画を修正し、公表する予定である。
株価は、公開価格比5.4倍の最高値から最安値まで56%安したが、最安値から5営業日ぶりに大陽線を示現、きょうの高値まで36%高、累積売買高でも売り一巡感を示している。一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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