GDP年率4.1%増と異次元緩和を過小評価すべきではない

2013年6月17日 07:40

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記事提供元:フィスコ


*07:40JST GDP年率4.1%増と異次元緩和を過小評価すべきではない
最近の株価下落を受けて、マスコミ等でアベノミクスは実体を伴わないバブルだという指摘が増えている。危機を煽る一部の経済学者等もそれ見たことかと得意顔である。しかし、先日発表された日本の1~3月期の国内総生産(GDP)年率換算で4.1%増となった。あまり大きく報道されていないがこれは驚くべき数値である。アベノミクスはすでに実体経済に好影響を与えていることが証明された。今後は成長戦略の実施によりさらに実体経済の改善にはずみがついて行くかが鍵となる。 一方、日銀は追加緩和策を見送り金融政策を現状維持とした。発表後株価は下落し、市場では期待はずれが原因との見方も多かったが、実体経済の好調さからすれば現状維持は当然であろう。懸念されている長期金利も足元では落ち着いている。1年超の長期資金供給オペは、いざという時の切り札として温存しておくのが妥当だろう。黒田日銀総裁は従前「戦力の逐次投入はしない」と言った。戦況が大きく変わっているのに戦力を投入しないのは大馬鹿者である。黒田氏は賢明な方なのでそんな大馬鹿者ではない。現時点では戦況は変わっていないと言っているのである。

既に日銀が決定した異次元緩和はこれまでとは桁違いの異次元緩和であって、効果が出てくるのはこれからである。米国は少しずつ緩和縮小に向かうにせよ、日本は最低でもこれから2年は異次元緩和が続く(現状では2年後でも物価2%上昇は不可能だろう)。
 日経平均株価は大幅反落して日銀の異次元緩和決定前まで戻っているが、目先の株価の動きに惑わされて実体経済の好転と日銀の異次元緩和を過小評価すべきではない。《YU》

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