【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】株価出直りに勢いのうかい、新たな成長ステージ戦略を評価

2013年6月13日 09:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 高級料理店うかい<7621>(JQS)の株価が出直り感を強めている。3月の年初来高値を試す展開が期待されるだろう。

 飲食事業(高級和食・洋食店)と文化事業(箱根ガラスの森美術館)を展開し、新たな成長ステージに向けた戦略として、サービス力向上のための人材育成、製菓工房「アトリエうかい」の多面展開、和食店のお土産品強化、新業態の出店、海外企業との業務提携などを推進している。海外では、台湾・高雄市のFIHリージェントグループホテル内レストランのコンサルティング契約を締結する予定だ。海外初出店案件となる。

 今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比1.0%増の118億09百万円、営業利益が同5.6%増の4億01百万円、経常利益が同60.8%増の3億42百万円、純利益が同61.2%増の2億76百万円としている。サービス力向上に向けた人件費増加などが利益圧迫要因となるが、和食事業の好調が続き増収増益見込みである。株高による資産効果や消費マインド改善を追い風として好業績が期待されるだろう。

 飲食事業の月次売上高(前年比、速報値)を見ると、13年5月は全店(既存店も同じ)108.4%だった。4月の同102.3%に比べて一段と好調さを増している。早くも今期業績の上振れ期待が高まりそうだ。

 なお5月17日に、青山財産ネットワークス(旧船井財産コンサルタンツ)<8929>との資本提携解消に伴い、同社が保有する当社株式の一部を自己株式として取得すると発表している。取得株式総数の上限37万株、取得価額総額の上限7億2557万円、1株当たり取得価格1961円で、取得期間は6月24日開催予定の定時株主総会終結の時から14年3月31日までとしている。

 株価の動きを見ると、5月20日の戻り高値1780円から反落して、6月6日と7日には1600円まで調整する場面があった。しかし6月12日には1700円台を回復して出直り感を強めている。6月12日の終値1720円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS55円91銭で算出)は31倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は0.9%近辺、実績PBR(前期実績のBPS809円98銭で算出)は2.1倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認している。今期好業績期待で出直りの動きを強め、3月の年初来高値1808円を試す可能性があるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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