ホンダ、「MotoGP市販レーサー」のサーキットテストを開始

2013年5月28日 13:12

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MotoGP市販レーサー(仮称)プロトタイプ(写真:ホンダ)

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 ホンダは27日、ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦中のMotoGPワークスマシン「RC213V」の技術を投入した「MotoGP市販レーサー(仮称)」のサーキットテストを開始したと発表した。2013年中の発表および2014年シーズンの発売を目指す。

 5月23日から24日にかけ、栃木県の「ツインリンクもてぎ」にて、ホンダ・レーシング(HRC)の契約ライダーにより同モデルのプロトタイプの走行テストが行われた。

 ホンダは、ロードレース世界最高峰のMotoGPクラスへの参戦を望む多くのチーム/ライダーが廉価に参加できるように、「MotoGP市販レーサー」を開発した。トップカテゴリーレースにより多くのライダーが参加することで二輪レース全体の健全な発展に寄与し、ファンの期待に応えていく。

 ホンダ・レーシングの中本修平副社長は、「このモデルの開発スケジュールは、課題も多く、計画に比べて若干遅れている状況だが、もてぎでの走行テストでは期待以上の成果が出ている。マシンは良好な仕上がりをみせており、とてもよく走る。マシン名やスペック詳細に関しては今の段階で申し上げることはできないが、近い将来、詳細に関して話をすることができると思う。今後は2014年シーズンのMotoGPレギュレーションに合致すべく開発を継続し、年内の発表につなげる予定」とコメントしている。

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