オリックス、モンゴルで金融サービス事業に参入

2013年5月24日 15:06

印刷

 オリックスは24日、モンゴルの大手金融グループTenGer Financial Group(以下TFG)の株式の約16%を取得し、資本参加することで基本合意したと発表した。今後、必要となる許認可の取得を経て6月に出資する予定。

 TFGは2001年に設立され、モンゴルを中心に銀行、リース、損保、投資銀行などの事業を手がける大手金融持ち株会社。主要子会社であるXac Bankはモンゴル国内第4位の資産規模を誇る商業銀行で、主に鉱工業や建設関連の中堅中小企業や個人を対象に強固な顧客基盤を有している。また、今後さらなる発展が期待されるモンゴルの金融サービス市場において、リースや保険などの既存事業を含めた総合金融サービスグループへと事業拡大を企図している。

 オリックスは今回の資本参加により、TFGを戦略的パートナーとしてモンゴルで金融サービス事業を展開する。オリックスがこれまでに培ってきた金融サービス事業のノウハウをもとにTFGの既存事業の強化・拡大を推進し、カードローンやインターネットバンキングなどの新規分野での事業展開も検討する。また、TFGが有する事業プラットフォームを活用し、モンゴル国内における新規投資案件の獲得やアセットの拡大を図っていく。

関連記事