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【株式評論家の視点】三菱商事は今だから出番、出遅れ狙いのターゲットに
<銘柄の見所>
三菱商事 <8058> は全般の地盤沈下が進む中、その出遅れがクローズアップされるタイミングを迎えたと思われる。金属セグメントの純利益が豪州原料炭事業の不振などにより8割近い減益となったため、前2013年3月期の純利益は3600億円と前々期比20%の減益を余儀なくされた。
こうした業績に変動のある点が同社をはじめとする総合商社株の高い評価を削ぐ要因になっている。しかし、今回決算発表に合わせて、新たな中期経営計画「経営戦略2015(2020年を見据えて)」を発表、中期の成長見通しが明らかにされ、株価も依然とは違う角度からの評価を集めることが予想される。
新たな中期経営計画では、「2020年頃に向けた三菱商事の姿」として、事業規模の倍増(資源分野での持分生産量倍増、非資源分野での連結純利益倍増)といった成長イメージが示され、より長期を見据えた経営戦略が構築された。また、配当方針も安定配当に加え、収益に連動して配当が増加する「二段階方式」が導入されるなど株主還元が強化された。
中国の成長率鈍化、資源市況の伸び悩みなど足元の事業環境を踏まえた上での、意欲的なプランと、判断できる。同社は事業ポートフォリオの厚みにおいて、資源分野のみならず非資源分野でも同業他社をリードする。
新たな中計での非資源分野での新規投資、資産入替え強化の効果もあり、資源分野の成長のみに依存しない収益拡大が続くことが予想される。今2014年3月期は純利益が4000億円と前期比11%の増益が見込まれているが、それは来期以降の増益路線のスタートとなる。
PBR、0.倍。PER8.2倍、そして配当利回り3%と、投資指標は相変わらず割安だ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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