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ポッカサッポロ、マレーシアに清涼飲料の新工場を建設
ポッカサッポロフード&ビバレッジは10日、同社の子会社であるポッカコーポレーション・シンガポールが、マレーシアに清涼飲料製造工場「ポッカ・マレーシア工場(仮称)」を新たに建設することを決定したと発表した。総工費は約27億円。今年6月末に着工し、2014年4月から本格稼働を開始する。
ポッカコーポレーション・シンガポールは、お茶や果汁飲料、缶コーヒーなどの飲料を製造し、シンガポール国内のみならず世界60カ国以上で販売しており、サッポログループおよびポッカサッポロフード&ビバレッジの海外飲料事業の拠点として、東南アジア諸国を中心に積極的に事業拡大を図っている。
近年、シンガポール国内販売および輸出販売においてペットボトル飲料の販売量が大変好調に推移していることから、既存シンガポール工場の製造能力が逼迫しており、積極的な拡販、製造受託などが難しい状況となっている。ペットボトル飲料は今後も更なる需要拡大が見込まれており、これに対応すべく生産能力を増強するためには早期に新たな生産拠点の設立が必要と判断した。
ポッカ・マレーシア工場は、500mlおよび1.5L容量のペットボトルに果汁、お茶などを充填できる最新鋭の無菌充填ラインを導入し、LED照明の採用や、水・エネルギー再利用システムの導入など自然環境に配慮した工場となる。
また、建設地のマレーシア・ジョホール州セナイ地区は、シンガポールとの国境から20km、車で30分の距離であり、アクセスが便利でシンガポールからのマネジメントが容易なロケーションに位置している。
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