【引け後のリリース】テラプローブ:エルピーダの発注続き「継続前提の注記」解消

2013年5月10日 06:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■エルピーダメモリの影響あったが前3月期は最終黒字

 半導体テストなどのテラプローブ <6627> (東マ)は9日の大引け後、2013年3月期の決算を発表し、この決算短信で「継続企業の前提に関する注記」を解消するとした。「注記」を解消した銘柄は株価水準を一変する急伸相場に発展するケースがあり、明日急騰した後も継続的に注目の余地がある。

 発表によると、「注記」は2012年3月期から記載してきた。同社の主要顧客であり、株主でもあった半導体製造の大手エルピーダメモリが2012年2月に会社更生手続きに入ったため、記載してきたが、エルピーダメモリの更生計画が進み、ウエハテスト業務の委託は継続しているため、解消するとした。

 前3月期は、テスト受託では主要顧客のウエハ生産数量が低迷したことなどから低調に推移したものの、セグメント別では、メモリ事業でテスト時間の長い製品の受託数量が増加し、システムLSI事業ではイメージセンサの受託が増加するなど、比較的堅調に推移。連結決算は、売上高が前期比11.9%減少し、営業利益は0.42億円の赤字、純利益は5.0億円の黒字に転換した。1株純資産は2165円57銭。

 今期・14年3月期の予想は、半導体業界の特徴として市場環境が短期間に変化するため、翌四半期の業績予想(14年4月~6月)のみを開示することとし、この間の連結売上高は50億円、営業利益は2.0億円の赤字、純利益は2.0億円の赤字の見込みとした。一般に入手できる業績予想として、「会社四季報」(東洋経済新報社)の通期予想をみると、営業・経常・純利益とも黒字転換の見込み。前期決算の利益数字は会社四季報を上回ったため、今期は業績面でも期待する余地がある。

 株価は昨年2月から12月まで500円割れをはさむ底ばい相場だったものの、1月から持ち直し手下値を切り上げる相場になり、9日1344円(前日比70円高)の高値に進み、終値も1321円(47円高)だった。PBR0.6倍(1株純資産の6割の水準)のため、割安感は強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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