【編集長の視点】マツダは急反落、ホンダとともに続伸決算発表も市場予想下回り円高も重なる

2013年4月30日 09:47

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  マツダ <7261> は、18円安の328円と急反落して始まっている。連休前の26日大引け後、3月期決算を発表、前期業績が、今年2月の再上方修正値を再々上方修正して黒字転換幅を拡大して着地し、今期業績も大幅続伸を予想し、市場コンセンサスを下回り、今年4月25日の観測報道値をオーバーするなど分かれたが、為替レートが、1ドル=97円台の円高となっていることも重なり、4月25日に付けた年初来高値354円水準で利益確定売りが先行している。

  連休前の26日大引け後には同業他社のホンダ <7267> も3月期決算も発表したが、105円安の3905円と4営業日ぶりに急反落している。前3月期業績が、今年1月の再下方修正値を下ぶれ増益転換率をやや縮め、今期は続伸を予想したが、市場コンセンサスを下回ったことを嫌い、26日に年初来高値4060円まで買い進まれていただけに利益確定売りが先行している。連休前の4月26日、連休中の29日の米国市場で同社ADR(預託証券)が反落、小反発したものの、29日に東京市場の終値に対して29円安(円換算値)で引けて返ってきたことも悪材料視されている。

  マツダの前3月期業績は、売り上げが再上方修正値を152億円、利益が89億円~50億円それぞれ上ぶれ、純利益が、343億400万円(前々期は1077億3300万円の赤字)と黒字転換した。車両販売台数が、欧州の前々期比6.2%減、中国の21.5%減を国内の5.2%増、北米の前々期並みでカバーして出荷台数が増加、車種構成の改善、コスト削減、為替の円安推移なども寄与したことが要因となった。今期業績も、グローバル販売台数を前期比8.1%増の133万5000台、為替レートを1ドル=90円、1ユーロ=120円と想定して大幅続伸を予想、営業利益は、1200億円(前期比2.2倍)と市場コンセンサスを約200億円下回るが、観測報道値を逆に約200億円上回り、純利益は、700億円(同2.0倍)と市場コンセンサスに約80億円未達となる。

  株価は、今年2月の前期業績の再上方修正で334円高値まで買われ、このときに積み上がった信用買い残の重みで高値調整が続いたが、25日の業績観測報道で年初来高値をつけ2月の上値フシを上抜いた。信用買い残は、なお1億1000万株超の5.8倍と高倍率となっており、PER14倍台の割安修正と綱引きしつつ下値を再確認しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【狙い場・買い場】リユースショップのトレジャー・ファクトリーは上場来高値挑戦の構え、今期も増収増益(2009/04/25)
【狙い場・買い場】作業関連用品販売大手のワークマン、既存店も好調に推移(2009/04/25)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事