【アナリストの眼】立花エレテックは高値圏でモミ合い上値窺う、今期も増収増益、07年以来の4ケタへ

2013年4月30日 09:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  エレクトロニクス商社の立花エレテック <8159> に注目したい。株価は3月高値後に上げ一服の形だが、高値圏で堅調に推移して上値を窺う動きのようだ。短期調整が一巡して07年12月以来の1000円台は射程圏だろう。

  FAシステムと半導体デバイスが主力のエレクトロニクス商社で、EMS事業も拡大している。前期(13年3月期)連結業績は、自動車業界向け工作機械やビル用空調機器などが好調で増収営業増益の模様である。今期(14年3月期)は自動車関連の好調な推移に加えて、前期低調だった半導体・液晶製造装置関連、白物家電向けマイコン関連などの需要も回復傾向を強めることが期待される。円安進行も収益押し上げ要因となり、資本・業務提携したFA機器商社の高木商会とのシナジー効果、ルネサスエレクトロニクス(6723)の販売子会社から事業移管を受けて設立した立花デバイスコンポーネントなども寄与して、収益拡大が期待されるだろう。なお前期の決算発表は5月10日の予定である。

  株価の動きを見ると、着実に水準を切り上げる展開が続き、3月28日には997円まで上昇して07年12月以来の1000円台に迫った。その後は上げ一服の形だが概ね900円近辺で推移し、足元では950円近辺に水準を切り上げている。今期業績に対する期待感を強めて上値を窺う動きのようだ。4月26日の終値945円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS125円13銭で算出)は7~8倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS1777円51銭で算出)は0.5倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して高値に接近し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だろう。月足チャートで見ても安値圏ボックス展開から上放れて先高感を強めている。指標面の割安感も支援材料に上値を試す展開が期待され、07年12月の1060円は射程圏だろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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