トヨタ、中国・北京市で渋滞緩和に向けた交通流シミュレータの実証実験を実施

2013年4月17日 20:47

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 トヨタ自動車およびトヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社(江蘇省・常熟市)は、北京市交通委員会の支援の下、北京航空航天大学、北京世紀高通科技有限会社の4者共同で、2013年7月より交通流シミュレータを活用した実証実験プロジェクトを実施することに合意した。

 実証実験では、「知能ETC端末」とスマートフォンアプリを通じて、「経路別の所要時間案内情報の提供」や「空いている高速道路の高速料金割引とその情報提供」等を実施し、混雑している高速道路から空いている別の高速道路へ車の誘導を行う。さらに、実証実験で取得したデータに基づき交通流シミュレータの精度を改善し、交通渋滞緩和への有用性の検証を行い、将来的には都市計画サービスとしての活用を目指す。

 4者は2011年7月より交通流シミュレータを用いて、交通渋滞緩和を目的に北京市の交通状況を予測する技術の共同研究を行ってきた。今回、この研究成果を基に、実用化に向けて実証実験を実施する。

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