三菱重工、中国にターボ冷凍機の製造・販売・サービス合弁会社を設立

2013年4月12日 19:08

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 三菱重工業は12日、中国のスクリュー冷凍機最大手「大連冷凍機」と合弁で、ターボ冷凍機の製造・販売・サービスを手掛ける新会社を7月に大連市(遼寧省)内に設立することで合意し、合弁契約を締結したと発表した。世界最大のターボ冷凍機市場である中国国内に製造拠点を確保することによりコスト競争力を高め、中国内での一層の販売拡大に取り組むとともに、世界市場での積極的な販売展開にもつなげていく。

 合弁会社の資本金は8,000万元(約12億円)で、出資比率は三菱重工55%、大連冷凍機45%となる。同合弁会社は、三菱重工から中型および大型ターボ冷凍機の製造に関するライセンス供与を受け、大連冷凍機の大連市内にある工場敷地内に約1万2,000m2の工場を新設する。2014年4月に工場を稼働させ、年間500台の生産体制を整備する計画。

 同合弁会社が製造するターボ冷凍機の中国国内における販売・サービスは、三菱重工の中国での冷熱事業を統括する三菱重工空調系統(上海)有限公司が担当し、既に中国全土に展開する販売網を活用して販売拡大に取り組む。 加えて三菱重工は、自社販売網を通じてアジア・中近東を中心に広く海外で販売することによって、同合弁会社を世界市場向けの生産・調達を担うグローバルソーシング拠点に育成していく方針。

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