NEC、英会話テスト「OPIc」を提供開始 韓国サムスンと提携

2013年2月19日 12:34

印刷

 NECラーニングは18日、インターネットを利用した英語スピーキングテスト「OPIc(Oral Proficiency Interview-computer)」の提供を、今年4月から開始すると発表した。

 OPIcは、全米外国語教育協会ACTFLが、ACTFL公認評価者と受験者が1対1でインタビューを行い、英語によるコミュニケーション能力を判定するスピーキングテスト「OPI(Oral Proficiency Interview)」を、受験しやすいiBT(Internet Based Test)形式で実施できるように2007年に開発したもの。

 OPIcは、英語の語彙力や文法の知識を測定するだけでなく、実際の業務や生活の中でどれだけ効果的かつ適切に駆使できるかを測定する言語能力評価テスト。現在世界40ヶ国以上で導入されており、特に国を挙げて英語力向上に取り組む韓国では、大手企業をはじめ1,300社以上の企業で新卒採用や人事評価などに利用されており、2012年の受験者数は24万人にのぼっている。

 今回NECラーニングは、OPIcのアジア地域での販売権を持つ韓国サムスングループのCREDU社と提携。日本での独占販売権を獲得し、OPIcの提供を開始する。

 受験料は1人につき9,800円(税別)で、企業、大学、官公庁などへの販売を行うとともに、語学学校や研修ベンダーとの連携や協業を推進しながらOPIcテストセンターの増設、拡張を図る。また、将来的には個人への販売展開も予定している。NECラーニングは今後3年間で10万人の受験者数を目指す。

 なお、NECではグローバル人材育成の一環として、2013年4月以降入社の新入社員や海外赴任予定者全員、およびその他の海外業務担当者などがOPIcの受験を予定している。また、NECの全社の人材育成情報を管理するシステムにおいてもOPIc受験者の英語スピーキング能力評価の管理を行い、今後の人材育成に資するべく、OPIcの導入、活用を積極的に推進していく。

関連記事