出光興産、ベトナムで日揮などの建設コンソーシアムと製油所建設契約を締結

2013年1月28日 13:31

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 出光興産は28日、同社と三井化学、クウェート国際石油(KPI)、ペトロベトナム(PVN)が出資する「ニソンリファイナリー・ペトロケミカルリミテッド」が、1月27日に建設コンソーシアムとEPC契約(設計、調達、建設を含む一括請負契約)を締結したと発表した。民間銀行および公的金融機関との協調融資の組成手続きを完了させた後、今年夏の建設着工を目指す。

 出光興産は、三井化学、KPI、PVNと共に「ニソンリファイナリー・ペトロケミカルリミテッド」(出資比率は出光35.1%、KPI35.1%、PVN25.1%、三井化学4.7%)を2008年に設立し、ベトナムにおける製油所建設に向けた基本設計および精製事業スキームについて検討してきた。今回ニソン製油所・石油化学コンプレックスの建設コンソーシアムを決定し、建設発注に関するLOA(Letter of Award:発注内示書)を発行していた。

 なお、建設コンソーシアムの構成会社は、日揮、千代田化工建設、テクニップグループ(フランス/マレーシア)、SK建設(韓)、GS建設(韓)となっている。

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