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【編集長の視点】安川電は値下り率1位、3Q業績減益転換で後続の決算発表に暗雲
<マーケットトーク>
安川電機 <6506> は、寄り付きの売り気配から73円安の754円と売られ続急落している。東証第1部値下がり率ランキングのワーストワン(第1位)となっている。前日23日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算を発表、減益転換して昨年10月に下方修正した3月通期業績に対して低利益進捗率にとどまったことから、今年1月22日につけた昨年来高値868円を前に利益確定売りとリスク回避売りが増勢となっている。
3月期決算の3Q業績発表が、いよいよ始まったが、同社は、信越化学工業 <4063> と並んで序盤に早期開示する常連株で、この決算動向とこれを受けた株価の反応が、決算発表をキッカケに業績相場がスタートするかどうかの試金石となってきた。とくにこの2年は、信越化より安川電の決算動向をより重視しシンボル株とする市場関係者も増えてきている。
これは業績の好不調動向よりもその時々の市場を取り巻く金融情勢、政策支援が同社の株価に大きく影響したためだ。例えば、昨年1月の前期3Q決算発表では、前3月期業績を再下方修正したが、2月13日~14日開催の日銀金融政策決定会合では追加金融緩和策は必至として悪材料出尽くし感を強め、実際の金融緩和策が「バレンタイン・プレゼント」となって株価は800円台を回復した。
また昨年10月に今3月期第2四半期累計業績の上方修正と3月通期業績の下方修正との増減マチマチの業績修正を発表、株価は547円と下ぶれたものの、その後の解散総選挙、無期限金融緩和策を打ち出した「アベノミクス」により織り込み済みとして今年年初の昨年来高値まで6割高した。
3Q業績は、前年同期比3%減収、34%経常減益、44%純益減益と落ち込み、通期業績対比の利益進捗率も、57~55%と目安の75%を下回り、しかも円高の修正が続き、追加金融緩和策を決定後の減益転換決算発表となっただけに失望感を強め、これまで通りに業績相場展開のシンボル株となるか不透明感を強め、後続の決算発表に暗雲を投げ掛けている。
3Q決算発表序盤で明24日発表予定の日本電産 <6594> 、29日発表の信越化ともども業績・株価動向が、業績相場の再発進・不発のシグナルとなるか注目されることになる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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