【アナリストの眼】株価上放れるケンコーマヨネーズ、好業績、さらに上振れも

2013年1月22日 09:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  ケンコーマヨネーズ <2915> に注目したい。株価は高値圏でのモミ合いから上放れの動きを鮮明にしている。今期(13年3月期)業績見通しに再増額の可能性もあり、上値追いが期待されるだろう。

  今期連結業績見通しは10月29日に増額修正を発表して、売上高が前期比2.9%増の534億円、営業利益が同23.6%増の26.5億円、経常利益が同20.6%増の25億円、純利益が同24.3%増の12.8億円としている。外食・コンビニエンスストア向けなどが想定以上に好調であり、利益面では工場稼働率上昇や生産工程改善効果に加えて、原料の鶏卵相場下落が寄与する模様だ。通期予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は、売上高が51.3%、営業利益が60.2%、経常利益が61.2%、純利益が60.3%と高水準である。通期見通し再増額の可能性もあるだろう。

  業務用マヨネーズ・ドレッシング類を主力として、中期経営計画で掲げた「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」など新規事業領域の拡大戦略も順調に進展しているようだ。海外は中国とインドネシアでの事業展開が本格化する模様であり、中期的な成長が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、高値圏の750円~800円近辺でモミ合う展開だったが、足元では水準を切り上げて1月21日には871円まで上昇している。今期好業績見通しを評価して増額も期待する動きだろう。21日の終値870円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS90円07銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS949円44銭で算出)は0.9倍近辺となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を挟んでのモミ合い展開から上放れの形となった。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインのようだ。中段保ち合いから上放れて、上昇トレンドの継続を確認した形だろう。今期好業績見通しや再増額の可能性を支援材料に1000円台が視野に入るだろう。第3四半期累計(4~12月期)業績発表を2月8日に予定しており、期待感が高まる可能性もありそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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