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【相場熟者が答える投資相談】スリー・ディー・マトリックスは売却も、「二番天井」形成の可能性
【問い】 スリー・ディー・マトリックス <7777> (JQG)を4000円で2000株持っています。今後の見通しと対処方法についてお願いします。
【答え】 12月12日(水)は50円高の3540円と反発しています。
同社は昨年10月に上場したバイオベンチャーですが、製造販売承認を申請中の止血剤「TDM―621」に対する将来性やアジアでの展開に対する期待感に加え、米国の子会社が出願していた心筋組織再生に関する特許について、欧州における特許が成立したと発表したことを買い手がかりに、今年11月28日に分割後の高値4500円(実質上場来高値)と買われていました。12月に入ってからは、6日にIBJ <6071> (JQS)、7日にテクノスジャパン <3666> (JQS)、11日にenish <3667> (東マ)とUMNファーマ <4585> (東マ)と、新規上場が相次いだことから、直近IPOに乗り換るために、換金売りが出たと推測されます。
足元の業績、製造販売承認を申請中の止血剤「TDM―621」の販売提携先からの一時金計上などで、今4月期売上高は24億9100万円(前期比2.25倍)、営業利益は5億8900万円(同1.66倍)、経常利益は5億8300万円(同1.89倍)、純利益は5億2900万円(同1.72倍)と大幅増収増益を見込んでいます。
株価は、11月5日高値4450円、同月28日に分割後の高値4500円と買われたことで、二番天井を形成した感があります。ストックホルムでノーベル賞の授賞式が開かれ、京都大学の山中伸弥教授が医学生理学賞を受賞したことで、関連銘柄を物色する動きも一巡したもようです。成長性で買われたとは言え、PERでも60倍台と割高感もありますし、下値支持線として意識される11月8日安値3670円を下回り調整色を強める方向となっています。次の下値フシとして3000円(9カ月移動平均線)処が意識されると思われます。12月は13日以降新規上場が10社ほど予定されていますので、乗り換え売りの動きが加し進むと懸念されます。いったん人気が離散すると下げがきつくなることも予想されますので、他の銘柄への乗り換えや売却を考えるところでしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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