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【アナリストの眼】コンテナアレンジのFPG株価、高値圏頑強、好業績見直しへ
<業績&株価分析>
FPG <7148> の株価は高値圏で堅調に推移している。中期的な収益拡大期待に加えて、金融緩和メリットなども材料視して上値追いの展開が期待されるだろう。
子会社(SPC)が運営するオペレーティング・リース事業の組成・販売・管理を行うタックス・リース・アレンジメント事業を展開し、主に航空機・船舶・海上輸送用コンテナなどの大型輸送設備を対象としている。SPCからの手数料収入が収益柱である。
今期(13年9月期)の業績(非連結)見通しは売上高が前期比20.0%増、営業利益が同12.7%増、経常利益が同5.5%増、純利益が同7.6%増の増収増益見込みとしている。海外の大手航空会社や海運会社との新規取引や、前期に組成を見込んでいた案件が今期にズレ込んだことなどで、リース事業組成金額は同52.0%増、出資金販売額は同16.2%増の見込みとしている。資金調達力強化に伴って案件組成を増加させるため、収益性はやや低下する見込みとしているが、会計事務所や地銀との提携などにより販売ネットワークも拡充しており、課税繰り延べニーズの強い中小企業などを中心に需要は高水準の模様である。案件組成が順調に推移すれば、上振れの可能性もあるだろう。
なお11月26日に、オランダにおける合弁会社FPGATMが、シンガポールに100%子会社を設立したと発表している。アジア圏における新規賃借人の開拓やリース事業案件の組成能力向上が期待される模様だ。
株価の動きを見ると、9月28日の公募増資・売り出し発表を嫌気する形で10月1日に直近安値となる885円まで調整したが、売り一巡後は急反発して10月9日に年初来高値となる1125円まで上昇した。その後も高値圏で堅調に推移して高値を窺っている。12月11日の終値1053円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS100円94銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間32円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績BPSに公募増資分を考慮した300円05銭で算出)は3.5倍近辺となる。
週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインの形となって上昇トレンドを維持している。また日足チャートで見ると、1000円近辺での短期モミ合い展開から上放れの形となり、10月9日の年初来高値1125円を窺う態勢のようだ。中期的な収益拡大期待が強く、金融緩和メリットなども材料視して上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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