【アナリストの眼】軸受けのヒーハイスト精工、今期下方修正も株価織込む

2012年12月12日 09:24

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  ヒーハイスト精工 <6433> (JQS)は、円筒直動軸受、球面軸受、位置決めステージ、ボールスプライン、精密部品加工などを展開する産業機械用直動機器メーカーである。販売は直動機器大手のTHK <6481> 向けを主力としている。

  今期(13年3月期)連結業績の会社予想については、11月12日に下方修正を発表している。連結決算初年度のため前期との比較ではできないが、前回予想に対して売上高を3億11百万円減額して12億70百万円、営業利益を1億81百万円減額して58百万円の赤字、経常利益を1億84百万円減額して68百万円の赤字、純利益を1億06百万円減額して45百万円の赤字としている。世界的な景気減速の影響で設備投資が抑制されているため、主力の産業機械用直動機器の需要が大幅に減少している模様だ。

  株価の動きを見ると、12月3日には年初来安値となる95円まで調整したが、足元では100円台を回復しており、概ね100円~110円のレンジでボックス展開のようだ。今期業績悪化に対する警戒感は織り込んだ可能性があるだろう。12月11日の終値105円を指標面で見ると、実績PBR(今期第2四半期実績の連結BPS481円14銭で算出)は0.2倍近辺となる。

  週足チャートで見ると、26週移動平均線が抵抗線の形となって徐々にボックスレンジを切り下げている。調整局面のようだ。ただし日足チャートで見ると、足元では25日移動平均線を回復して下げ渋り感を強めている。今期業績悪化に対する警戒感は織り込んだと考えられ、ほぼ底値圏だろう。出直りには設備投資回復などの好材料が欲しいが、きっかけ次第で一旦は反発の可能性があるだろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】新規上場enishは公開価格を65%上回る買い気配、低PER(2012/12/11)
【今日の言葉】活断層にマーケットは様子見状態(2012/12/11)
【注目のリリース】ノバレーゼは株主優待を拡充し今12月期末から実施(2012/12/11)
【株価診断】旭化成モミ合いから100円高の500円乗せで当面のピークも(2012/12/10)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事