【相場熟者が答える投資相談】富士通は当面300円挟んだモミ合いに、下値買い増しも可

2012年12月8日 13:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 富士通 <6702> を400円で2000株持っています。このところ売られていますが、今後の見通しと対処方法についてお願いします。

  【答え】 12月7日(金)は11円安の297円と3日続落しています。

  7日付日本経済新聞が「NTTドコモ <9437> の11月末の携帯電話の総契約数が5年3カ月ぶりに減少に転じたことが明らかになった」と伝えたことで、嫌気売りを誘いました。富士通はNTTドコモでの携帯電話端末の販売シェアが高いことから、NTTドコモが巻き返しを図るため、『iPhone』の取り扱いを始めた場合、富士通の販売に影響が及ぶとの懸念が強まっています。

  足元の業績、国内のシステム開発などITサービス事業は堅調に推移するものの、欧州の景気減速の影響などでパソコン販売が不振なほか、半導体事業の悪化が響き、今3月期売上高は4兆42000億円(前期比1.1%減)、営業利益は1000億円(同5.0%減)、経常利益は850億円(同6.7%減)、純利益は250億円(同41.5%減)を見込んでいます。

  株価は、2月27日につけた年初来の高値453円から11月13日に年初来安値269円まで調整を挟んで12月3日高値318円と買われ10月23日高値319円に迫った後、上げ一服から売り優勢の展開となっています。クラウドサービス大手の米セールスフォース・ドットコムと、大量のデータを解析する「ビッグデータ」分野で提携することへの期待感があるほか、PBR0.81倍と1株純資産を割り込んでいますので、280円処が下値として意識されそうです。目先は300円を軸とした40円幅のもみ合いが続くと予想されますが、クラウドサービスの進展次第では出直る可能性もあります。短期的にはレンジ相場での売り買いに徹するところです。レンジ上限を突破するようであれば、買い増しを考えても良いでしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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