国際石油開発帝石、イラク探鉱鉱区におけるサービス契約を締結

2012年11月8日 17:44

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位置図(画像:国際石油開発帝石)

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 国際石油開発帝石は8日、ロシア大手石油会社であるルクオイル社の子会社LUKOIL Overseas Iraq Exploration B.V.(L社)と共同で、イラクのブロック10鉱区(探鉱鉱区)に係るサービス契約を、イラク石油省傘下の南部石油公社と締結したと発表した。

 ブロック10鉱区は、今年5月31日にイラクで実施された第4次公開入札において、国際帝石がL社とともに落札した探鉱鉱区であり、国際帝石は40%の権益を保有し、残り60%の権益をオペレーターとしてL社が保有する。国際帝石とL社は、今後契約上の義務作業である1,375kmの二次元地震探鉱収録作業および試掘井1本の掘削作業を始めとする探鉱作業に順次着手していく。

 同プロジェクトは、国際帝石にとってイラクにおける初の石油・天然ガス開発事業となる。イラクは、世界有数の石油埋蔵量を有する一大産油国であり、同プロジェクトへの取り組みは、同社の中長期ビジョンにおける成長目標の一つである上流事業の持続的拡大に貢献することが期待される。

 なお、国際帝石は、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構から同プロジェクトへの出資を得る予定。

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