日本マイクロソフトとドコモ、法人向けタブレット市場開拓で協業

2012年11月2日 10:32

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 日本マイクロソフトとNTTドコモは1日、法人向けタブレット市場の開拓を共同で推進し、協業していくことに合意したと発表した。

 マイクロソフトが2012年10月26日に発売した新OS「Windows 8」は、ワイヤレス接続などネットワークへの常時接続を前提に設計されているとともに、従来のマウスやキーボードで操作するデスクトップ型やウルトラブックだけでなく、タブレット型でのタッチ操作に対応した様々な形状の商品が順次市場に提供されている。

 また、法人市場においては、外出時における提案資料の作成や、社内の基幹業務と接続したグループワークなど、業務の効率化、または価値向上のためのソリューションとしてビジネスシーンにおけるタブレットのニーズが高まりつつある。さらに、柔軟で多様なワークスタイルを実現するには高速なモバイルネットワークは不可欠になっている。

 マイクロソフトとドコモの両社は、こうした法人市場における柔軟で多様なワークスタイルを実現するべく、セキュリティー、プライバシーおよび管理性など、法人利用に必要な機能を備えたマイクロソフトの「Windows 8」が搭載されたタブレットと、ドコモのLTEサービス「Xi」を連携させたソリューションの提供等により、法人向けタブレット市場の開拓を共同で推進し、協業していく。

 今後両社は、法人顧客に対する共同営業や共同プロモーション等を実施するとともに、PCメーカーや、SI/NIerなどといったパートナー企業との連携をすすめ、法人市場における豊富なWindowsの資産とドコモのLTEサービス「Xi」を連携させ、回線、デバイスおよびソリューションを一体的に提供するなど多種多様な顧客ニーズに応えるエコシステムモデルの推進にも努めていく。

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