【アナリストの眼】NIPPOに注目、上方修正は株価評価不足、上伸前夜

2012年11月1日 10:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価診断>

  道路舗装大手のNIPPO <1881> に注目したい。10月24日に今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期)および通期の連結業績見通し上方修正を発表した。これを好感して株価は強基調の動きに転換している。上値を試す可能性があるだろう。

  第2四半期累計は、前回予想(5月11日公表)に対して売上高を50億円増額の前年同期比5.3%増、営業利益を32億円増額の同19.1%増、経常利益を30億円増額の同16.8%増、純利益を18億円増額の同24.4%増の見込みとした。道路舗装工事などの進捗が想定以上に順調だったことに加えて、コスト削減効果も寄与した模様であり、大幅減益予想から一転して大幅増益予想となった。

  通期見通しについては、売上高を60億円増額の前期比0.1%減、営業利益を32億円増額の同4.1%増、経常利益を30億円増額の同3.0%増、純利益を20億円増額の同31.1%増としている。ただし、第2四半期累計の増額幅から単純計算すると下期(12年10月~13年3月)をほぼ据え置いた形であり、復興関連需要や一段のコスト削減効果なども考慮すると、再度の上振れの可能性があるだろう。

  株価の動きを日足チャートで見ると、10月19日に直近安値827円を付けたが、これをボトムとして反発し、24日の業績見通し上方修正も好感して25日移動平均線を回復した。10月31日には909円まで上伸する場面があり、強基調に転換した形だろう。週足チャートで見ると、8月以降は大勢として800円台後半のレンジでモミ合う展開だったが、足元では900円台に乗せてレンジから上放れの構えを見せている。

  10月31日の終値904円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS82円26銭で算出)は11倍近辺であり、割高感はないだろう。通期見通しに対する再度の上振れ期待が支援材料となり、3月12日に付けた年初来高値972円を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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