JTBがソーシャル旅行サービスを開始、SNSを活用して海外ツアーを企画

2012年9月27日 09:32

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 ジェイティービー(JTB)は26日、ユーザーからのアイデアをもとに海外旅行商品をつくるソーシャル旅行サービス「共感トラベラー」を、9月27日より開始すると発表した。

 「共感トラベラー」は、ユーザーが発案した旅行アイデアを、PC・スマートフォン専用サイト上に書き込み、アイデアに共感する閲覧者とともにサイト上で旅行プランを具体化していき、一定数の参加希望が集まるとJTBが旅行商品化するサービス。特定の目的に特化した趣味性の高いツアーなど、ユーザーの好みにあわせて柔軟に旅行商品を企画できるのが大きな特徴。

 「共感トラベラー」で扱う旅行は、旅行会社の担当者が企画するパッケージツアーとは違い、ユーザーの趣味や実現したいことをユーザー同士が連携して内容を検討し、JTBが商品化するもの。これまでのパッケージツアーでは難しかった趣味性の高い旅行を想定している。サイトではアイデアに共感する他のユーザーが一緒に意見を出して皆が参加しやすい条件を決めたり、またSNSを通じて情報が知人に広がっていくことも見込まれるため、ツアー実施がしやすくなるという特徴がある。JTB担当者は、旅行のプロとしてサイトに参加し、参考になりそうな現地情報の提供やアドバイスを行うことでツアー実現に向けてサポートしていく。

 なお、同サービスの企画・開発・運営は、ソーシャル旅行サービスを展開する株式会社trippieace(東京都渋谷区)の協力のもと行う。旅のアイデアの商品化は、ツアーの企画・仕入れ・手配・販売・添乗の機能を持つJTBグランドツアー&サービスが行う。JTBグランドツアー&サービスは、北極の氷上ベースキャンプからヘリコプターで北極点に挑む旅や、サハラ砂漠でテントのホテルに泊まる旅など、趣味性の高い旅を提供している。

 また、サービスの利用はfacebookのIDを使い、知人などにも幅広く告知できる仕組みを取り入れた。

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