【アナリストの眼】上方修正の翻訳センタ、有力企業子会社化効果大きい、割安

2012年9月14日 09:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  翻訳センター <2483> (JQS)は、8月20日に通訳・国際会議運営事業や通訳者・翻訳者育成事業を主力とするアイ・エス・エス(ISS)の子会社化を発表し、9月13日には今期(13年3月期)の第2四半期累計(4~9月期)および通期の連結業績見通しの上方修正を発表した。

  前回(5月11日公表)の会社予想に対して、第2四半期累計は売上高を2億円、営業利益を0.3億円、経常利益を0.3億円、純利益を0.2億円、それぞれ増額した。既存事業の好調が主因としている。通期については売上高を13億円増額の73億円(前期比31.9%増)、営業利益を0.3億円増額の5.2億円(同18.2%増)、経常利益を0.3億円増額の5.2億円(同18.5%増)、純利益を0.2億円増額の2.8億円(同23.4%増)とした。第2四半期累計の増額分に加えて、ISSについて5月11日時点では買収協議中としていたが、9月3日に子会社化したため新規連結分を売上高に上乗せした形である。

  特許・医薬・工業・金融の4分野を中心に、企業向けの専門性の高い翻訳サービス事業を展開している。企業の知的財産権関連、新薬開発関連、新製品開発関連、海外展開関連、ディスクロージャー関連などで、専門性の高い翻訳サービスの需要は拡大基調の模様であり、子会社化したISSとのシナジー効果も期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、8月中旬以降は概ね13万円~14万円近辺のレンジでモミ合う展開だったが、9月12日に動意付いて戻り高値となる16万円まで上昇する場面があった。13日も概ね15万円台で推移した。13日の終値15万5000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(修正後の会社予想連結EPS1万6622円14銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4500円で算出)は2%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS13万6790円51銭で算出)は1.1倍台となる。

  週足チャートで見ると26週移動平均線を回復し、一気にモミ合いレンジから上放れる形となった。通期業績見通しの上方修正に加えて、目先的には値動きも材料視されて上値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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