アウディジャパン、4車種の新型Sモデルを発表

　アウディジャパンは27日、4車種の新型Sモデル「Audi S6」、「Audi S6 Avant」、「Audi S7 Sportback」、「Audi S8」を発表した。本日より全国のアウディ正規ディーラーを通じて販売を開始する。

　今回販売を開始したSモデルは、世界一過酷なレースと呼ばれる「ルマン 24時間耐久レース」をこれまでに11度制した経験から最新のテクノロジーを受け継ぎ、圧倒的なパフォーマンスと環境性能を両立する先進のエンジン、クワトロ・フルタイム 4WDシステムを搭載したモデル。

　今回発売の各モデルに採用されているV8ツインターボエンジンには、一定の走行条件において8気筒のうち4気筒を休止させるシリンダーオンデマンドシステムと、スタートストップシステム（アイドリングストップシステム）のほか、エネルギー回生システム、軽量ボディ構造を採用することで、高性能かつ高効率を実現している。

　「Audi S6」および「Audi S6 Avant」には、最高出力420ps、最大トルク550Nmを発揮する4.0 TFSI V8 エンジンを搭載、トランスミッションには7速Sトロニックを組み合わせる。また、専用チューニングが施されたアダプティブエアサスペンションや後輪左右の駆動力を路面状況に応じて変化させるスポーツディファレンシャル、さらには車速に合わせてギア比を変化させるダイナミックステアリングなど、Sモデルらしく優れた運動性能を実現するための機能を数多く備えている。価格は「Audi S6」が1180万円（税込）、「Audi S6 Avant」が1210万円（税込）。

　「Audi S7 Sportback」は、S6と同様の420psを発生する4.0 TFSI V8エンジンと7速Sトロニックを組み合わせる。モデル専用のSスポーツシートや20インチの専用アルミホイールといったスポーツ性能を高める装備をはじめ、スピーカーから逆位相の音を発することで騒音を低減するアクティブノイズキャンセレーションや、BOSEサラウンドサウンドシステムを標準装備し、高いコンフォート性能も兼ね備える。価格は1224万円（税込）。

　「Audi S8」は、ホールド性と日常的な利便性を両立するコンフォートスポーツシートやアクティブノイズキャンセレーション、専用チューニングされたアダプティブエアサスペンション、21インチの専用アルミホイールなどを標準装備している。よりパワフルになった新開発の4.0 TFSI V8エンジンは、最高出力520ps、最大トルク650Nmを発生。よりスムースな走行性能を実現する8速ティプトロニックとの組み合わせとなっている。価格は1580万円（税込）。